〈男と女の性犯罪実録調書〉②肉の裂け目に切っ先を挿入

官能・2020/08/12 00:00 / 掲載号 2020年8月20・27日合併号

 ノーパンになって横たわる真紀子さんの肢体を、山田はあらためて凝視した。肌にぴっちりと吸いついたナイロン地を通して、ムンムンと官能的な肉体の曲線が浮き出している。スレンダーな外見と違って、胸の隆起はたっぷりあるし、丸みを帯びた腰つきはふるいつきたくなるほどだ。

 突然、よこしまな考えが頭をよぎった山田は、むき出しになったヴァギナに指を突っ込んだ。
「あん…、あああ…」

 潤みきった肉の裂け目を確認すると、山田は自分もズボンを脱ぎ、股を開いて挿入体勢に入った。

 真紀子さんは最後の力を振り絞って押しのけようとしたが、体に覆いかぶされ、腰を押さえ込まれてはどうすることもできない。

 男の切っ先が花弁を押し分け、ヌルーッと侵入してきた。真紀子さんの口から絶望的な嗚咽が漏れた。
「へへ、入ったぜ!」

 山田は勝ち誇ったかのように数回抜き差しを繰り返したが、途中で思い出したかのようにペニスを引き抜き、代わりに指を執拗に出し入れした。
「証拠を残すわけにはいかねえからな」

 結局、山田は射精せず、「パンティー代だ」と言って、1000円札を手渡した。

 その帰り際、真紀子さんに足をつかまれ、山田はそれをふりほどくために真紀子さんの顔面を蹴った。真紀子さんはその際に、左前歯を折る全治3カ月のケガを負った。

 真紀子さんは山田が出て行ってからも、1時間ほど放心状態で何もできなかった。ようやく病院に行くことを決断し、医師の診察を受けた。膣内から精液は検出されなかったが、緊急避妊薬を処方してもらった。医師からの通報で警察の捜査が始まった。

 だが、事件は交際相手にも知られることとなり、関係がギクシャクして別れることになってしまった。

 真紀子さんは心療内科にも通うことになり、職場もやめてしまった。卑劣なレイプ魔によって、人生が一変させられてしまったのだ。

 だが、山田が逮捕されたのは、事件から4年も経ってからだった。ある家に下着泥棒に入り、家人に見つかって、警察に突き出されたのだ。

 山田の自宅からはおびただしい数の下着が見つかり、被害者の住所などを記した犯行手帳も見つかった。

 その中に真紀子さんに関する記述もあった。山田の自宅からは真紀子さんから奪ったパンティーも見つかった。山田は真紀子さんに対する住居侵入と強盗強姦の疑いで再逮捕された。

 ところが、山田による説明は、真紀子さんの語るストーリーとはまったく違った。駅で見つけた真紀子さんに警察官を装って接触し、自宅まで付いていって部屋に侵入したのは事実だが、このときに真紀子さんは冷静に対応し、「いくらくれる?」と尋ねてきたと言うのだ。

 山田が戸惑っていると、「アンタみたいなさえないオッサンが、私とタダでエッチできると思ったの?」と強い口調でなじられ、山田が思わず「1万5000円支払う」と言うと、「少ないわね。3万円出しなさいよ。ちょっと財布を見せてよ」と奪い取られた上、ビンタされたと言うのだ。
(明日に続く)

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