〈男と女の性犯罪実録調書〉②少女を脅して路地裏で強姦

官能・2020/07/01 00:00 / 掲載号 2020年7月9日号

 どのマンションに侵入するかの基準となったのは、10階建て前後のワンルームマンションで、屋上から高層階のベランダに侵入できるかどうか。もしくは、地上から素手でよじ登って侵入できるかどうかだった。そうした物理的な要因を優先させたため、たどり着いた部屋に女性が住んでいるかまでは分からない。そこで、佐橋はカーテンの色や干してある洗濯物で、女性が住んでいる可能性を判断していた。

 高層階に住んでいた風俗嬢の女性(23)は、まさか人が侵入してくるとは思っておらず、ベランダ側の窓を網戸にして寝ていた。佐橋はいきなり女性に襲い掛かり、「オレを見るな。見たら目を潰すぞ!」などと言って、顔にバスタオルをかけて強姦した上、約8万円を奪って逃走した。この被害者はのちに自殺未遂を起こしている。

 佐橋は最初は強姦目的だったものの、被害者に「金目的の強盗」と思わせると、簡単に強姦できることを知り、やがては通報されないように携帯電話の電池パックを奪ったり、自分の精液や唾液をシャワーで洗い流させるようになった。

 さらに、マンションに侵入するだけでなく、警察官を装って路上で呼び止め、その場で強姦する事件も起こしていた。

 逮捕の1年前、自転車で帰宅途中の高2少女を呼び止め、「お前の先輩に命令された。大声を出したら殺すぞ!」などと脅し、路地裏で強姦。その2カ月後には、盆踊りから帰宅途中だった中1少女を呼び止め、畑に引きずり込んで強姦しようとしたが、失敗するという事件も起こしていた。

 その後も高層階を狙った強盗強姦事件を繰り返す一方で、日頃は「一流大卒のテレビ局プロデューサー」を名乗り、知り合った女性を風俗で働かせて金を貢がせるなどしていた。

 逮捕前の佐橋は、両親に「オレは悪事を働いている。いずれテレビの前で詫びる日が来るだろう。オレと一緒に地獄に堕ちろ!」などと犯行をほのめかしていた。
(明日に続く)

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