和地つかさ 2018年9月27日号

“なんちゃって女子高生”を強姦! LINEに「友だち」登録で“即”逮捕(3)

掲載日時 2018年01月11日 21時00分 [事件] / 掲載号 2018年1月11・18日合併号

 結菜さんは人が通り掛かるのを期待していたが、辺りはまるで静かだった。恐る恐る「水を飲んでもいいですか?」と聞くと、男が了承したのでペットボトルを取り出した。
 「私を殺すつもりなの?」
 「そんなわけないじゃん。友だちになりたいだけや。LINEを交換してよ」
 「LINEを交換したら、さっきの写真を消してくれますか?」
 「しょうがねぇなぁ…」
 その条件をのんで、男は目の前で消去してくれた。

 「それと私、知らない番号から電話が掛かってきても出ないんです。あなたの電話番号を登録してもらっといてもいいですか?」
 「ああ、ええで」
 愚かにも松本は自分のフルネームを結菜さんのスマホの電話帳に打ち込んだ。
 「また連絡するからさ。どこかへ遊びに行こうや」
 そんなことを言って、強姦魔は去って行った。

 結菜さんは自宅に戻り、男にされたことがおぞましく、シャワーで体をこれでもかと洗い流した。ところが、さっきの男からLINEが届いて、〈申し訳ないけど、口止めのために保存させてもらっている〉という文面とともに結菜さんの裸の写真が送られてきた。
 〈キミがオレからの連絡を無視すれば、この写真をバラまくから〉

 結菜さんは居ても立ってもいられず、高校時代の親友に電話した。
 「私の知り合いにも同じような被害に遭った人がいたけど、『警察に相談してよかった』って言ってたよ。お母さんにも相談すべき」

 翌朝、事件のことを聞いた母親はすぐに結菜さんを連れて警察に行った。病院で膣擦過傷など加療1週間のケガと診断され、膣内からは犯人のものと思われる精液が検出された。
 犯人から送られてきたLINEの画像が決め手となって、松本の逮捕は秒殺だった。松本のスマホからは20枚もの犯行の様子を写した画像が見つかった。
 「画像は消したフリをしてLINEのアルバムに瞬時に飛ばして保存していた。最初はオナニーに使うつもりだったが、相手が異常なほど、『ネットにバラまくんですか?』と気にしていたので、脅しに使った。自分としては友だちになったつもりでいたので、捕まるなんて思いもしなかった。留置場で同房になった人に話したら、『強姦致傷は結構重い罪やで。お前、アホやな』と言われました」

 松本の母親は弁償金として350万円を用意したが、示談を拒否された。松本は法廷に引きずり出され、ようやく自分がとんでもないことをやったと理解した。
 裁判所は「自己の性欲を満たすためにマンションの出入口で犯行に及び、強姦中の写真を消去したフリをして、口止めのための追い打ちまで掛けている。陰部を舐めたりした上で性交に及ぶなど、強姦の意思が生じていたのは明らかだし、犯行直後に撮影した陰部の写真を送るなど、同意を得られていないことを認識していたのも明らかだ」として、若輩者としては重い懲役7年を言い渡した。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

事件新着記事

» もっと見る

“なんちゃって女子高生”を強姦! LINEに「友だち」登録で“即”逮捕(3)

Close

マダムとおしゃべり館

▲ PAGE TOP