民主 “菅電死”3月解散で小沢新党旗揚げ(2)

政治・2011/03/08 15:00 / 掲載号 2011年3月10日号

 もっとも、この一連の騒動の裏には「小沢一郎元代表が暗躍している」ともっぱらだ。実は、小沢氏は「会派離脱騒動」と同時に子飼い議員に菅政権への“波状攻撃”を指示。「倒閣運動」の加速化を目論んだと見られているのである。
 「その証左が、小沢シンパの原口一博前総務相の動きなのです。原口は『会派離脱騒動』が起きる前に、橋下徹府知事や河村たかし名古屋市長と連携し、政治団体『日本維新の会』を3月に立ち上げると発表した。ところがその裏側で、さらに周到な倒閣のための“地雷”を仕掛けていたのです」

 ちなみにこの「地雷」が炸裂したのは、やはり2月18日のこと。原口氏が、今月下旬発売予定の月刊紙インタビューで痛烈な「政権打倒宣言」をしていることが発覚し、党内がさらなる混乱に見舞われたのである。
 前出の政治部記者が言う。
 「記事のタイトルは、ズバリ『菅政権は打倒せねばならない』。原口はこの記事で、満足に外交もできない菅総理を痛烈批判。政界再編に踏み込んだ発言もしているのです。これが雪崩を打った倒閣運動を誘発させたことは明らかで、今では『原口が政権批判を始めたのは、小沢の後ろ盾があったから』と評判なのです」

 実際、政治団体「陸山会」を舞台にした土地疑惑で強制起訴されて以来、小沢氏は周囲に「打倒! 菅政権」を公言。「追い詰められた菅総理は、解散に動く可能性が高い」と事あるごとに発言していたのだ。
 そのため一連の騒動は「小沢の指示」と評判で、その先にはさらなる目論みがあるとも見られているのである。

 小沢派議員がこう明かす。
 「小沢氏は菅が自爆覚悟で解散しようと首を挿げ替えようと、次の総選挙で民主党が壊滅状態になると見越している。だから政界再編を創出して新党に小沢派議員を逃がし、生き残らせる方策に出たのです。原口に政治団体を結成させ、渡辺に『会派離脱騒動』を仕掛けさせたのはその前段。『倒閣』の風を吹かせて反菅勢力を内外で集めさせ、大量離党の末に、春にも新党を設立させる魂胆なのです」

 今では「3月末解散」「4月24日投開票日」との日程まで噂されるほど。もはや冬の終わりの春雷とともに、菅政権が“菅電死”することは決定的と言えるのである。

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