葉加瀬マイ 2018年11月29日号

27歳年上の同棲相手を火だるま殺害 平成生まれの女の哀しき薄幸半生(3)

掲載日時 2017年09月18日 23時00分 [官能] / 掲載号 2017年9月21日号

 2人は事件を起こすまでに三度も警察が駆け付けるトラブルを起こしていた。
 一度目は森山が「彼女が包丁を振り回して暴れている」と通報してきた。
 二度目は亜弓が「髪の毛を引っ張られた。早く来て下さい」と焼肉店から通報してきた。
 三度目は森山からで「彼女が精神錯乱状態になっている」という通報だった。いずれも金の貸し借りを巡る悶着だった。
 「もうアンタたちは別れた方がいい。いずれ大きなトラブルを起こすよ」
 警察官の忠告に従って、亜弓は一度は森山との同棲を解消した。そのときになって森山は「オレ、いつまでも待ってるから」と未練を口にしたが、亜弓は生まれ故郷に戻り、そこでまた新しい交際相手を作った。
 ところが、その相手とも約半年で破局。亜弓が再び森山に連絡を取ったところ、「それならヨリを戻そう」と復縁を持ち掛けられた。
 「もう二度と暴力は振るわないし、お金も返すから」

 だが、結果的にその約束も守られなかった。相変わらず亜弓は金を無心され、気が付けば計2000万円も渡していた。残りの500万円も渡すように言われ、断ると「死ね、クソガキ。使えねえなぁ!」などと暴言を吐かれた。ヤケクソになった亜弓が全額を引き下ろしてくると、「もうお前には用はない。とっとと消えろ!」などと言われた。
 「こんなに尽くしてきたのに何で…。このままフラれるぐらいなら、彼氏を殺して自分も死のう」
 亜弓は森山の殺害を計画。刃物やヒモで殺そうとしても体力的に負けてしまうので、確実に殺せる方法として「火を付けるしかない」と思い立った。ホームセンターでライターオイル缶を購入し、ひたすらそのチャンスを待った。

 事件当日、夕食後に酒を飲み、ウトウトと寝入ってしまった森山を見て、「今なら殺せる」と決断。顔の上にライターオイルをかけ、その上に火を放った。
 「熱いッ!」
 森山は起き上がり、一瞬目が合ったが、天井まで火柱が上がり、亜弓はそれに驚いて逃走した。近くの交番に駆け込み、そこから110番通報した。
 「事件を起こしたことは悪かった。でも、私は彼にすべてを奪われ、1人で生きていくこともできなくなった。オイル缶は2つ用意していた。彼氏を殺したら、自分も死ぬつもりだった」

 森山は亜弓から巻き上げた金をすべてギャンブルに使っていた。もし、このまま森山と付き合っていたら、亜弓にはどんな人生が待っていただろうか。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書


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