彩川ひなの 2018年7月5日号

相撲界・テレビ界が泣き笑い 横綱・日馬富士の引退余波

掲載日時 2017年12月13日 16時00分 [スポーツ] / 掲載号 2017年12月21日号

 大相撲の横綱・日馬富士(33)が、平幕・貴ノ岩(27)を殴り、ケガをさせたとされる暴行事件は、現役横綱の電撃引退という想定外の幕引きが図られた。日馬富士が自ら引退を選択した背景には、日本相撲協会からの引退勧告が出る前に、品格を問われる最高位の横綱としての責任のとり方を優先したためだ。今後の日馬富士の処遇だが…。
 「協会は、自ら引退を決意した日馬富士への処分は何も求めないとしている。問題は傷害の容疑で本格的な取り調べを始めた鳥取県警察本部の動きです。まさか“横綱が引退、はいそうですか、これで終了”というわけにはいかない。県警のプライドもある。また、貴乃花親方のあの頑なな態度から推測すると、立件の可能性はかなり高い」(事情通)

 そんな中、日馬富士の動向を静かに窺っているのがプロレス界だという。
 「某プロレス団体幹部が水面下で日馬富士への接触を狙っているんです。デビューした場合は、もちろんヒールですよ。キラー・カーン2世を襲名するなんて話もファンの間で盛り上がっている」(プロレス関係者)

 すでに角界追放の声も囁かれる日馬富士。仮にプロレス界に転身した場合の契約金だが、最低でも1億円以上にはなるという。
 「テレビ朝日と近いプロレス団体が声を掛けているんです。最近、何かと話題のAbemaTVがスポンサーとなり、プロレス中継を独占するというんです。元SMAPの香取慎吾や稲垣吾郎、草なぎ剛らが3日間で記録した7200万視聴を超えているAbemaTVが後ろ盾になれば、1億円なんてたいした金額ではないですよ」(業界事情通)

 もっとも、今回の日馬富士暴行事件で割を食ってしまった人たちといえば、各部屋に所属する力士たち。恒例となっている民放テレビ局の年末年始特番の出演を辞退せざるを得ない状況に追い込まれているのだ。
 「テレビの出演料は貴重な臨時収入になるんです。ギャラは地位で決まる。横綱なら1時間で200〜300万円。大関で120万円〜、関脇・小結は50万円〜といったところです。テレビのギャラは親方も黙認で、そのまま力士の収入になるため、皆、喜んで番組に出たがる」(某部屋の親方)

 並行して、テレビ局のスタッフも同様に頭を抱えている。
 「年末年始に力士は欠かせない。スポーツ特番などが定番となっており、力士はテレビ映えするからです。当然、同じモンゴル出身の横綱白鵬なんかは、当分、テレビに出られない。厳しいですよ」(制作会社プロデューサー)

 今回の暴行事件で、いったい誰が得をしたのか? あの親方の顔だけが浮かぶのは考えすぎだろうか。

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