菜乃花 2018年10月04日号

専門医に聞け! Q&A 二日酔いの予防対策

掲載日時 2017年01月16日 10時00分 [健康] / 掲載号 2017年1月19日号

 Q:お酒が好きです。暮れの忘年会もつい飲み過ぎで二日酔いになりました。酒は飲みたいけど二日酔いにはなりたくありません。虫のいい話ですが、予防対策法をアドバイスしてください。(28歳・スーパーマーケット勤務)

 A:なるほど虫のいい話ですが、気持ちは分からないでもありません。それでは、二日酔いにならない飲み方について考えてみましょう。
 まず、ちびちび飲むことが挙げられます。一気に飲むと、急速に血中のアルコール濃度が上がり、低血糖症になるのを早めます。
 低血糖は二日酔いの原因の一つです。アルコールが代謝されるときは糖を消費するので、お酒を飲むと低血糖になりやすいのです。
 また、空腹で飲むと、アルコール以外には吸収すべき栄養がないので、アルコールのみが吸収されます。そのため、酔いが早く回ります。しかも、低血糖になりやすくなります。

●漢方ドリンクも役立つ
 ですから、空腹で飲まないようにしたいもの。軽く何かお腹に入れてから飲むようにします。糖質の補給ということでは、蕎麦などもよいでしょう。
 アルコールの吸収を抑えるためには、脂肪が有効です。脂肪は、アルコールが胃で吸収されるのを大幅に防ぎ、腸での吸収のスピードを緩やかにするからです。
 ちなみに、アルコールはほとんどが小腸で吸収されますが、一部は胃でも吸収されます。飲み過ぎると吐いたりするのはそのためです。
 脂肪の摂取源としては、チーズ、オリーブオイルなどの油脂があります。飲む前にクラフトチーズを食べてもよいでしょう。スプーン1杯のオリーブオイルや亜麻仁油、エゴマ油を飲む方法もあります。お酒のつまみにはまず、チーズやドレッシング多めのサラダを食べる方法もあります。
 漢方の黄連解毒湯や五苓散も二日酔いの予防に役立ちます。二つを合わせた漢方ドリンクも市販薬として販売されています。漢方薬ではありませんが、ウコンのドリンクもあります。
 以上のような方法を組み合わせて対策するとよいでしょう。

今井一彰氏(みらいクリニック院長)
山口大学医学部卒業。東洋医学などさまざまな医療を駆使し、薬を使わずに体を治していくという独自の観点に立って治療を行う。日本初の靴下外来も設置。

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