菜乃花 2018年10月04日号

金の切れ目が永遠の別れに… 下流カップル同棲生活の末路(1)

掲載日時 2016年07月30日 23時00分 [事件] / 掲載号 2016年8月4日号

 その事件は犯人の宮地颯太(25)が「同棲している彼女がいなくなった。失踪届を出したい」と言って、警察署に相談に来たことから発覚した。
 「昨日の朝、彼女が会社に出勤してから帰ってこなくなったんです」
 「勤務先への確認はしましたか?」
 「いえ…」
 「どこか行くところに心当たりはありますか?」
 「本が好きで古本屋街によく行っています」
 「そこへは行きましたか?」
 「いえ…。でも、LINEが既読にならないんです」

 宮地のスマホを見ると、〈今朝起きてもいないし、連絡もないけど、帰宅は何時ごろなの?〉というメッセージが残っていた。
 「うーん…、それなら彼女がどういった状況でいなくなったのか調べる必要があるな。あなたの家まで案内してくれますか?」
 「えっ?」
 その動揺した表情を警察官は見逃さなかった。宮地を捜査車両に乗せて走り出したが、「昨日は眠れなかったから、始発で彼女を探しに行った」などと供述がコロコロ変わり、いよいよ警察は不信感を募らせた。

 宮地は自宅マンションの部屋に着くなり一直線にロフトの階段を駆け上がり、「あれ、彼女が帰ってる。もういいわー」などと言ってきた。
 「それなら確認を」
 「もう寝てるんだからそっとしておいてやって…」
 「そうはいかん。これは公務だからね」

 だが、警察官が名前を呼び掛けても返事もしない。嫌な予感がして手に触れてみると冷たくなっている。死後硬直も始まっている。
 「アンタが殺したのか?」
 「違います…」
 「じゃあ、これは何だ!」
 「…自分が殺しました」
 「どうやって殺した?」
 「手で首を絞めました」
 「原因は?」
 「生活費のことで…」
 「何で警察署に来た?」
 「最初から本当のことを言おうと思ったんですが、言えませんでした…」

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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