葉加瀬マイ 2018年11月29日号

元妻の離婚後の私生活にブチ切れ… 息子に会えない父親 怒りの臨界点(1)

掲載日時 2018年04月14日 23時00分 [官能] / 掲載号 2018年4月19日号

 事件当日早朝、佐野美香さん(35)は職場の上司でもあり、半同棲中の恋人でもある石川真治さん(40)と一緒に手をつないで自宅を出た。近くの交差点で信号待ちしていたところ、いきなり「美香!」と声を掛けられた。それは1年前に離婚した元夫の佐野隆(54)だった。
 佐野は手にカッターナイフを持ち、いきなり首付近を切り付けてきた。
 「キャーッ!」
 「何をするんだ!」

 佐野は止めに入った石川さんと取っ組み合いになり、石川さんにも左中指が断裂しかかるほどの重傷を負わせた。美香さんは自分の携帯で110番通報しようとしたが、指が血まみれで認証できなかった。
 その間に佐野は逃走。間もなく駆け付けた警察官が凶器となったカッターナイフを発見した。2人は病院に運ばれて緊急手術を受けたが、美香さんは全治1カ月、石川さんは全治8週間のケガを負った。

 佐野はその日のうちに全国に殺人未遂で指名手配され、約6時間後に隣県の警察官が手配中のナンバーの車が走っているのを発見。追跡して停止を求め職務質問したところ、容疑を認めたため緊急逮捕した。
 別れた元妻に未練を募らせ、新しい恋人に嫉妬した中年男の事件かと思いきや、そこには意外な“犯行動機”があった。

 佐野は高卒後、建築業の杭打ちの職人となり、工事現場の管理責任者として働いていた。24歳のとき、1回目の結婚をして2人の男の子をもうけたが、18年後に離婚。佐野は離婚の条件として、持ち家は妻子に譲り渡すこと、残りのローンも支払い続けること、子供たちが成人するまでは毎月各5万円ずつ養育費を支払うことなどを約束した。そして、それは反故されることなく実現した。
 離婚したとはいえ、息子たちとの関係は良好で、誕生日やクリスマスなど、望むときはいつでも会えた。佐野はそれが当たり前だと思っていた。その後、美香さんと再婚。「女房と畳は新しい方がいい」という格言もあるが、佐野は19歳も年下の若妻をもらって有頂天になっていた。

 「ああー、いいわ…、深いところにちょうだい…」
 「うおおぉ、イクぞっ!」
 そんな具合だから、再婚2年目には美香さんとの間にも3人目の息子となる男の子が誕生した。佐野は相変わらず子煩悩なパパとしてすごしていた。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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