男の酒道VOL.11 ~函館からの何かしら~ ニュージェネレーションその2編

ドリンク・2022-04-05 20:52
キングスバーンズ

キングスバーンズ

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徐々に暖かくなってきました。せっかく【まん防】が解除になってますので皆様呑みに出かけましょう!

さて、今回は引き続き【ニュージェネレーション】、ピックアップしますのは《キングスバーンズ》というモルトです。
場所はスコットランドのローランド地方にある《ファイス》という場所、あのゴルフで有名な《セントアンドリューズ》もこの地方です。
このセントアンドリューズから10キロ程離れた所に《キングスバーンズ・ゴルフ・リンクス》と言うゴルフ場があり、ここもゴルファーの憧れの地として有名なようです(私ゴルフやらないのでしりません・・・)。

実際、世界中からゴルフをやりに人が集まるようで、ここのキャディーをやっていた【ダグラス・クレメント】と600年以上続くクラン(豪族)の【ウィリアム・ウィームス】が名所となる蒸留所を世界中のゴルファーに紹介したい!と立ち上げた経緯があります。

創業は2014年 樽のほとんど(90%)をバーボン樽(ヘブンヒル系)10%をポート樽、実験的にシェリー樽をちょろり仕込んでいるそうです。

蒸留器は【フォーサイス製】で、ここの蒸留器を使うとそこの蒸留所の8割は成功すると言われています、日本で使っている所だと【厚岸】が有名ですね。
韓国に新しくできる蒸留所もここのを使うと言う話しが聞こえており、蒸留の回数は2回、通常ローランドは3回蒸留なのですが、100% 地元ファイス産の大麦を使っているので少しでも風味を残したかったそうです。

決して商売ベースの大量生産では無く、手間暇かけてスムースでクリアーな味わいを目指しているそうです。

さて、新しい所の強みは【後発】である事です。
兄弟でも末っ子が要領が良い様に、先人たちの恩恵を受けて合理的に物事を進めることが出来るから、ここの蒸留所は伝統を守りつつ革新的な事をやろうとしている注目株でございます。

ただ、このボトル世界で3000本、国内120本の限定品となっておりますので気になる方はお早めに試すのがよろしいかと、
美味しいお酒がこれからも続くことを願いまして。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

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