男の酒道VOL.118~函館からの何かしら~ローヤルサルート編

ドリンク・2023-02-26 20:31
男の酒道VOL.118~函館からの何かしら~ローヤルサルート編
閉じる

春の兆しが・・・日差しが和らいで来た気がします。

道路はグチャグチャですけどもw

今回は名品を紹介したいと思います。

いつもマニアックなお酒ばかりなので、たまにはねw

ご紹介しますのは「ROYAL SALUTE / ロイヤルサルート」です。

ではその歴史から・・・
「ロイヤルサルート」は1953年6月、故エリザベス2世の戴冠式を記念して「シーバース」により作られました。

ロイヤルサルートはその名の通り「皇礼砲 / GUN SARUTES」の事です。

現在では国際的な慣習として、軍事的式典に臨席した賓客の身分に応じて一定回数の礼砲を撃つ事が定められています。

ちなみに、規定は以下の通りとなっております。

国旗、元首(国王・天皇・大統領など)とその同伴家族・・・21発
副大統領、首相、国賓として招かれた外国人・・・19発
閣僚、特命全権大使、大将(及びこれに相当する職階の軍人)・・・17発
特命全権公使、中将・・・15発
臨時代理大使、少将・・・13発
臨時代理公使、准将・・・11発
領事・・・7発
と、なってます。

女王陛下なので、この王礼砲は当然21発鳴らされます。

21発にちなんで、21年物がこのロイヤルサルートに使われる事となっております。

さて、このローヤルサルートですが、実は色々種類が出ています。

あまりにも沢山有るので気になる方はHPをチェックして下さい。

普通に出回っている物は「クラシック」と呼んでいるようです。

ローヤルサルートと言えばベルベットの袋に入っていて陶器の瓶でカラーバリエーションも4種類(赤・緑・青・茶)あるのが定番でした。中身は一緒です。

先程も書きましたがローヤルサルートは1953年。エリザベス女王への献上品として作られました。初回生産分には特別に王家の紋章がレリーフされてます。

そしてここで注目すべきはボトルの色です。

最初の色は「緑」です。初期ボトル飲んでみたかったなぁ。。。

1959年には現在に通じるシーバースの紋章ボトルが発売されます。

翌年1960年に「ブルーフラゴン」が販売され、一番人気でした。

1984年に「バーガンディーレッド」が販売されます。

2003年にボトルの色は3色(ブルー・グリーン・レッド)になりました。

ちなみにこれは王冠に使われている「サファイア」「エメラルド」「ルビー」を象徴しています。

2007年にちょろっと形状がスマートになり2014年に「シーバースの紋章」から「ライオンの紋章」に変更。

2019年にボトルは「サファイア」だけになりました。ベルベットの袋は終了。

そして2022年に陶器ボトルに別れを告げガラス瓶に変更いたしました。

まぁ、何時頃に発売された物かを確認するには役に立つかとw

度数も特級時代は43度だったのが40度になってますが、相変わらず美味しいのは素晴らしいです。

一番びっくりしたのはブレンダーが「サンディー・ヒスロップ」氏と言う事!

・・・あなた「バランタイン」のマスターブレンダーですよね?

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

関連記事
関連タグ
ドリンク新着記事