男の酒道VOL.132~函館からの何かしら~ロッホローモンド・グレーン編
ドリンク・2023-04-07 20:29函館の春は寒いです。未だにストーブと仲良くしています。
日中は良いんですけど夜中だと1度とかwww
さて、今回は《LOCH LOMOND・ロッホローモンド》です。
ん?前にやったじゃん?って思ったあなた!正解です。
Vol.103ですね。読み返してみて下さい。
その時もさらっとグレーンウイスキーの紹介はしているのですが、今回はガッチリ書きたいと思います。
普通のポットスティル×4基、ローモンドスティル×4基、コラムスティル(連続式)×3基の計11基を誇るロッホローモンド蒸留所ですが、実は此処の蒸留所だけが《モルトウイスキー》と《グレーンウイスキー》の両方を同じ敷地内で作っております。。。と、言いたいところですが、実は《ウイリアムグラント&サン社》が、《ガーヴァン(グレーン)蒸留所》の隣に《アイルサベイ(モルト)蒸留所》を作ったので、現在はこの2か所となっております。
昔はベンネヴィスもそうだったんですけどね。
ちなみにアイルサベイ蒸留所は元の《レディバーン蒸留所》の跡地に建てられました。
さて、話しを戻しましてこの2種類のグレーンウイスキーですが、ちょっと面白い作り方をしておりまして、材料は《大麦麦芽/モルト》100%です。
蒸留器が《COFFEY STILL/コフィ(カフェ)スティル》と言う物で作られております。 いわゆる《連続式蒸留釜》と言う奴です。
日本だとニッカのカフェスティルが有名です。
これは次回書こうかと思ってます。
スコッチ・シングルモルトウイスキーは、「モルト(麦芽)のみを原料として、一か所の蒸溜所で、ポット・スティルで蒸溜したスコッチウイスキー」と定義されているので、モルト(麦芽)のみから発酵させた醪(もろみ)を連続式蒸溜機で蒸溜させた物は、モルトウイスキーではなくグレーンウイスキーに分類される事となります。
このロッホローモンドグレーンウイスキーは材料は大麦麦芽100%で、緑のラベルのピートタイプと赤いラベルのノンピートタイプの2種類販売しております。
正直グレーンウイスキーって好きじゃなかったんですけど、たま~に良い感じの奴が在ったりするのですよ。
今回の2種類は、正にこのタイプでレベルが高いです。
あれだな。材料なんだな。雑穀じゃちょっとね。。。
蒸留器自体の性能はポットスティルより上なんだから、ちゃんと作ればちゃんと美味しいお酒が出来るんですね。
15年以上のモルトにたま~に見られるリンゴの様な香りが印象的です。
どちらもノージングした時の感想は《フルーティー》です。
今流行りの仕上がりです。
まぁ、若いお酒なのでヒリヒリ感は感じますがそれも含めて良い感じです。
んー、グレーンウイスキーへの偏見が無くなってしましましたwww
それにしてもオーナーが変わる事で、ここまで激変する蒸留所も珍しいなとつくづく思います。
駄目になるのはよく聞くんですけどねw
どうぞ一度お試しくださいませ。
本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F
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