男の酒道VOL.159 ~函館からの何かしら~ブローラ編

ドリンク・2023-08-19 20:52
男の酒道VOL.159 ~函館からの何かしら~ブローラ編
閉じる

お盆で帰省した流れで当店をご利用頂いた皆様方、誠にありがとうございます。

やっぱり昔馴染みは話しのテンション上がりますねぇ!

さて、今回ご紹介致しますのは《BRORA/ブローラ》です。

個人的に、ここの蒸留所が好きすぎて何処から説明したら良いものかと。。

創業は1819年で、《クライヌリッシュ蒸留所》として《サザーランド公爵》により建てられました。

時は流れて1967年にDCL社(現ディアジオの一部)が隣に新しく蒸留所を建設し、新しい方を《クライヌリッシュ蒸留所》と名付けました。

旧クライヌリッシュ蒸留所は《クライヌリッシュB》と呼ばれることに。。。

その後《ブローラ蒸留所》と命名されました。

2台体制となった当初は2年ごとに稼働する方針でしたが、当時アイラ島で干ばつがおこり、ウイスキーの供給が困難になりました。

その流れで1969年から1973年まで《ジョニーウォーカー》用のヘビーピート専用として稼働する事に。

・・・が1980年代のウイスキーの大不況により1983年に蒸留所は閉鎖。

その後その品質の素晴らしさと、閉鎖された事で一目置かれる存在になりました。

切っ掛けはUD社が発売していた《レアモルトシリーズ》でしょう。

今見るとお宝だらけのシリーズでしたね。
うちにもかなりの種類と本数がありました。。。

ディアジオ社から2017年に素晴らしいニュースが世界発信されました。
《ブローラ》と《ポートエレン》を復活させると!

そして2021年5月、ついに新しい原酒が樽詰めされました。
んー、今の流れだと来年の5月にリリースされそうですね!

皆様楽しみに待ちましょうw

さて、先程ジョニーウォーカー用云々と書きましたが、ヘビーピートタイプは69年から73年の4年間の事。

ちなみに私が始めて飲んだブローラはGMの1972年蒸留の物で、その美味しさに全身鳥肌が立ったことを覚えています。

その後はライトピーテッドタイプに変更となっております。

今回のボトルは1981年なのでライトピーテッドです。

では、珍しくこのボトルのちょっと細かい情報をお伝えいたします。

《Selected by La Maison du Whisky》とシリーズ名が書いてあります。

ラ・メゾン・デュ・ウイスキーとは、フランスのパリに本社を置き1956年創業のフランス国内でウイスキーを始めとする各種蒸留酒の販売を行っている会社です。

日本のウイスキーも積極的に取り扱ってます。

こちらはボトルの形状からシグナトリーとのコラボ商品だと思われます。

タグが付いていますのでその内容を。

Cask No.1421 Total No of bottles 510
Distilled on;12 Nov 1981 Bottled on 12Nov 2002
50cl Matured in Refill Sherry Butt 59.2%vol

まぁ、この位でしたら内容を読み解けると思いますので訳しませんがw

今となっては中々入手できないウイスキーですし、このボトルは未だ飲んだ事が無いんですよねぇ~w
楽しみです!

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

関連記事
関連タグ
ドリンク新着記事