男の酒道VOL.70 ~函館からの何かしら~ サンプル編

ドリンク・2022-09-30 20:40
男の酒道VOL.70 ~函館からの何かしら~ サンプル編
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また暑くなったのは何??? 一回思いっきり寒くなってからの残暑って・・・体調が心配です。

早い物で今回で70回目!結構なペースで書いておりますが、今回は少しだけ違う角度から書いてみたいと思います。

タイトルの通りサンプルなのですが、この商売をやってますとメーカーさん(インポーター含む)からサンプルを頂くことが多々有ります。
大体15ml~30ml位のサンプルが多いのですが、たま~に200mlとかのを頂く事もあります。バブルの時には1本くれてましたがw

ミニチュアボトルの事もありますしサンプル容器に入れてくる場合もあります。

お店がBARなので基本的にはウイスキーが多くなりますが、ブランデーだったり何故か焼酎を頂く事も。
貰っておいてなんですが、実は私サンプルを飲んで「これは良い!」となる事は殆どありませんw

他のお店は知りませんが、うちのお店ではまず無いかと。。。

味をチェックさせてもらえるのは非常に有難いのですが、自分のお店に迎えるには味だけがポイントでは無いからです。これもお店によるのですが。。。
と言うか味をチェックさせてしまう事で厳しい目で見てしまうと言うか・・・

僕の感覚的には《立ち読み》に近いかと。

立ち読みした物をわざわざ買いますか?内容が相当優れていなければ買いません。

BARの仕事として絶対に外せない部分として【美味しいお酒を紹介する】って事が有る訳です。
ただ美味しいお酒を紹介するだけではなく、飲む順番だったりお客様の好みに合っているかどうか、そのお酒が持っている物語は何なのか?などなど如何に付加価値を付けることが出来るのかがお店の醍醐味だったりするのです。

そうじゃなかったら自動販売機で良い訳ですからw

そして紹介する為には仕入れをしなければいけません。

では世の中のバーテンダーはどの様に新しいお酒を仕入れるのか?

何を基準に仕入れるのか? それは・・・情報です。

まぁその為には何処の蒸留所が どの様な特徴があるのかが頭に入ってなければいけないのですが、こればっかりは経験だと思います。

ラベルの内容やボトル形状、デザイン等々、当然値段もですが、このお酒を仕入れたらこの人に飲ませたいなぁとか、あのお酒が好きな人にはこれを紹介できるなぁとか頭に浮かぶ訳ですよ。

これが無いと仕入れがあまり意味が無いものになってしまうのです。

定番レベルの物でしたら、また話しは違ってくるのですが、そんな物はサンプルなんか出ません。何処かで飲んでみてって話しですからね。

樽買いする時に送られてくるサンプルだと面白くって仕方が無いのですけどw

これは本当に楽しいです。普段言わない味や香りのコメントをバンバン出します。
もちろんダメ出しもしますしね。

営業の方は解ると思うのですがサンプル出して釣れる率って低くないですか?
特にお酒は。コーヒーとかだと試してみて、そこから自分の理想にすり合わせて行っての調節が出来ますが、お酒だとそれが基本的には効かないですからねぇ。。。
なので、情報を沢山下さい。出来れば裏情報を。調べても出てこないような情報こそ美味しい情報ですのでw

そこにプラスして試飲させて頂ければきっと買っちゃいます。

営業さんお待ちしております(お酒関係に限る)。

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

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