男の酒道VOL.137~函館からの何かしら~アードナムルッカン編
ドリンク・2023-04-28 20:38函館市長選が連日テレビに取り上げられておりました。
晴て次期市長になりますのは《大泉 潤》氏であります。
言わずと知れた《大泉洋》の兄でございます。
見事な圧勝でした。これだけ期待値の高い市長は初めてじゃないでしょうか?
この寂れた函館を何とか盛り上げて行って欲しいと思います。
このまま一本書けそうですが、今回もお酒の紹介と行きたいと思います。
今回ご紹介いたしますのは《ARDNAMURCHAN / アードナムルッカン》です。
近年設立された蒸留所の中で、最も成功している蒸留所かも知れません。
設立は2014年。
一応スコットランド本島にあるのでハイランドの区分になりますが、すぐ向かいにはマル島があるので他のハイランドとは違ったキャラクターを醸し出しております。
ここの蒸留所はボトラーズの《アデルフィ・ディスティラリー社》がオーナーです。
アデルフィ自体創業が2004年なので、わずか10年で蒸留所のオーナーになったと言う事になります。
わずか3樽の原酒と数百本のボトル入りウイスキーから始まりました。
ここの社長であるアレックス・ブルースは敏腕経営者としても有名です。
私の大好きな故ジム・スワン博士とは師弟関係でもあります。
そして彼には揺るがない3つの信念があるのです。
1・唯一無二の個性。
2・妥協なき上質な味わい。
3・サステナビリティへのこだわり。
インタビュー記事があったのでそれから引用させていただきますと・・・
~第1の原則である「唯一無二の個性」は、「そのウイスキーに特有な味わいを構築すること」を意味する。
蒸溜所所在地の気候や環境を変えると、ウイスキーの特性がぼやけてしまう。
しかしながら、この現地生産主義には別の理由もある。
アードナムルッカン蒸溜所のプロイジェクト全体の鍵を握るのは、むしろサステナビリティなのだとアレックスは語る。
「再生可能な地元産の原料のみを使用し、パッケージまで100%再生可能なものにこだわること。この理想を追求すると、巨額の追加コストがかかります。
それでもサステナビリティに関しては、一切の妥協をしたくなかったのです」~
やりたいけど中々出来ない事ですよね。そしてアレックスはこうも語ってます。
~「転売の対象には本当になりたくないんです。アードナムルッカンのボトルがオークションに出されているのを目にするたび、心をえぐられたような気持ちになりますよ」~
これね、すごい柔らかく語ってますけど他のインタビュー記事をみたらヤバいレベルでブチ切れてましたwww
実際、初回リリースは6500円で16000本販売だったのですが、それでも転売屋が入ってくるわけですよ。
そこでアレックスさんは3rdから25000本に出荷量を増やしました。
この心意気は本当にカッコイイですね。
ここの蒸留所はテレビ番組の《クレイジージャーニー》でも紹介されていたのでお酒にそれ程興味が無い方でも知っていたりしますwww
知名度は大事です。
本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F
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