男の酒道VOL.93 ~函館からの何かしら~ アイル・オブ・アラン編
ドリンク・2022-12-17 20:11ワールドカップのおかげで寝不足な日々が続いておりますが面白いから仕方ないw
さて、今回は《ISLE OF ARRAN/アイル オブ アラン》でございます。
現在とっても人気です。色々なバリエーションを提供してくれている、今注目を集めている蒸留所です。
最初から見届けてきた者としては、非常に喜ばしい事でございます。
創立者は《ハロルド・カリー》氏。2016年に91歳で大往生されました。
シーバースの最高責任者まで勤めたお方ですしサッカーチームも持ってました。
また、カリー氏は《ウイスキーの救世主》とまで言われた人物でもあります。
アランを立ち上げた当時は今の様なウイスキーブームが、まだ来ておらず・・・と言うか、閉鎖する蒸留所があったりした時機で、周りにも随分反対されたようです。
ここの蒸留所が行った画期的な事があります。
それは・・・《クラウドファンディング》です。
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語です。
一般的には2000年以降にニューヨークで発祥となっておりますが、それはインターネットを使った現在の方法の事だと思います。
アランでは設立当初から《樽売り》を行いました。
まだ仕込んでいないモルトをです。
私の所にも紹介が来ていたのですが、内容はこんな感じだったと思います。
ウイスキーを名乗れる3年間は熟成庫に保管し、その後は1年ごとに少しだけ料金が掛かる仕組み。
ボトリングやラベルデザインもしてくれたはずです。
たしか年1でサンプルも出してくれたはず。
樽の種類や大きさも色々あり値段も今から考えれると格安。
あぁ、やっぱり買っておけばよかった・・・
このアランが設立されたのは1994年でしたが、蒸留所の直ぐ近くに天然記念物のイヌワシが巣を作った為、建設が一時中断し1995年にオープンとなりました。
このワシは近くの森に棲んでいるようで、オープン時のイベント中にも会場に現れたそうで現在ではこのワシがトレードマークに使用されております。
1997年にはビジターセンターを開設。今は亡き《エリザベス女王》が除幕をいたしました。
1998年の7月に最初の樽が開栓されました。
ちなみに開栓した人は《ユアン・マクレガー》。スターウォーズのエピソード1,2,3で「オビワン・ケノビ」をやった役者さんです。
現在は第2蒸留所も開設し、益々ウイスキーブームを牽引していっている会社です。
ブレンデッドウイスキーも複数手掛けているので、これからも注目しておいて間違いないでしょう。
ちなみに今回の写真はアランの1stボトルです。
まぁまぁ珍しい物だと思いますが、当店もこれが最後の一本です。
このボトルから始まったと考えると感慨無量ですね。。。
日本にはそんなに入ってないとは思うのですが。
さて、今年も残りあと僅かですが、皆様気合を入れ直して頑張りましょう。
美味しいお酒を飲むために!
本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F
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