男の酒道VOL.123~函館からの何かしら~ミルトンダフ編

ドリンク・2023-03-14 20:39
ミルトンダフ

ミルトンダフ

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道が汚い。。。
雪解け後のこの季節、道路が汚いのですw

今まで雪で隠れていたゴミだったり犬の〇ンだったり、すべり止めに撒いた砂等がむき出しになるので、まぁ汚いです。

そろそろ清掃車が入るかな?明日にでも入って欲しい所ですが。。。

さて、今回ご紹介いたしますの《MILTONDUFF / ミルトンダフ》です。

昔は《ミルトンダフ・グレンリヴェット》と言ってました。

政府公認第1号の《ザ・グレンリヴェット》の名声にあやかろうと、スペイ川周辺の蒸留所はちゃっかり「グレンリヴェット」を名乗っていたのですが、裁判によりグレンリヴェットを名乗って良いのは《THE GLENLIVET》だけ、となりました。

この時マッカランとかもグレンリヴェットを名乗っていたのは割と有名な話し。

わたくしの記憶だと「ミルトンダフ」「ダフタウン」「ロングモーン」「ブレイヴァル」辺りがラベルに表記していた記憶があります。

さて、前振りが長くなりましたが、今回のこのボトルは「バランタイン」から発売されております。

こちらはバランタインのキーモルトとして発売されてます。
*「グレンバーギ」「ミルトンダフ」「グレントファース」。

熟成年数は15年ですが、度数は40度に統一されているので、ちょっと物足りないと言うか勿体ない感じはしますが、それぞれに個性が感じられます。

43~46度で出して欲しいところですが。。。
ではミルトンダフについて掘っていきましょう。

ミルトンダフは古い修道院からはじまります。

17世紀には廃墟になっていたようですが、1948年に改修され、現在も修道僧が住んでいるそうです。

修道院には製粉工場が有り、昔からお酒の製造を行っていました。

合法化したのは1824年からで、19世紀末には100万ℓを生産していたようです。

創業者は「Andrew Peary/アンドリューピーリー」氏と「Robert Bain/ロバート ベイン」氏。

1936年にカナダの「ハイラムウォーカー」社に買収されました。

この時より「バランタイン」のキーモルトになったようで、現在もそれは続いてます。

1964年には「ローモンドスティル」を導入。

これにより幻のウイスキーとも呼ばれる「モストウィー」が誕生。

1981年に「ローモンドスティル」を「ポットスティル」に交換。

2005年に「ペルノ・リカール」社に編入。

ちなみに、日本だと販売元がばらばらで若干解り辛いのですが、「シーバース」も「バランタイン」もこの「ペルノ・リカール」社のブランドです。

さて、「ミルトンダフ」の特徴としては「3回蒸留」が挙げられます。

ローランドモルトに見られる手法ですが、スッキリした味わいになるのと熟成が早く進むと言う特徴があるので、まさにブレンデッドの為のモルトと言っても過言では無いでしょう。

「モルティ」で「重厚感」があるタイプが好きな人には向かないかもですが、品質は抜群に良いモルトなので、意外と中級者辺りに響くかなと思います。

間違いなく飲んでおいた方が良い一品です。

これを名指しで来たら「おっ!」っと思いますよw

是非ともお試しくださいませ。

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
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