男の酒道VOL.111~函館からの何かしら~余市蒸留所編

ドリンク・2023-02-07 20:47
男の酒道VOL.111~函館からの何かしら~余市蒸留所編
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早いものでもう2月。

去年のこの頃は、まん延防止法でお店を休んでおりましたなぁ。。。
1年過ぎて解除になっているとはいえ、街中にはそれ程人は戻って来ていない模様。

大きめの会社だと4人未満じゃないと出ちゃ駄目とか同じ部署の人と出る時には上司に連絡する事など相変わらずの様です。

5月と言わず直ぐにでも全面解除して欲しいですね。

さて、今回はお酒と言うよりは蒸留所そのものをピックアップしようと思います。
その名は「余市蒸留所」。

北海道、いや日本を代表するウイスキー蒸留所です。

創業は1934年、来年で90周年です。

創業者は日本のウイスキーの父である「竹鶴政孝」は北海道にスコットランドの風景を重ね「山崎蒸留所」での10年契約を終えた後、理想のウイスキー造りを求め余市をその場所に決めました。

NHKの朝ドラマでやっていた「マッサン」のモデルです。

ドラマしか見ていない方は史実とちょっと違うので気を付けて下さいね。

当時は、ほとんどの人がウイスキーを飲んだ事が無い状態ですので当然まともに売れる訳もありません。

また、今の様に3年とかで商品にする事は出来ずウイスキーを仕込みながらも資金を得る為にリンゴジュースを売ってました。

その名前が「大日本果汁」略して「ニッカ」である事は有名な話し。

これもそんなには売れてなかったようですが。。。

皮肉にも経営が安定したのは軍事物資であるアルコールの提供を行ったからとか。

現在はアサヒビールのグループ会社となってます。

それにしても、暫く行ってないなぁ・・・

私が余市を訪問したのが、もう15年前w
ウイスキーマニアがちょろちょろ居たぐらいで美味しいウイスキーが安価で手に入れられた時代でございました。

ジャパニーズウイスキーも今ほどの地位は無く、ある意味平和な時代でしたよ。。。

余市蒸留所の門をくぐると早速、麦汁の香りが漂います。

蒸留器には「しめ縄」が巻かれてます。

初留器は4基、再留器は2基の計6基。

石炭の直火式と言う大変珍しい蒸留器です。

また、ウイスキーに興味がない人ですら楽しめる素晴らしいビジターセンターがあり、是非一度は行ってみる事をお勧めします。

さて、ニッカと言えば「髭のおじさん」が有名です。

このおじさんの正体は誰だ?

実はこの方ちゃんとモデルがおりまして、19世紀イギリスの「W.P.ローリー卿」という人です。

この人は別名「キング・オブ・ブレンダーズ/ブレンドの王様」と呼ばれていました。

竹鶴さんも立派な髭を蓄えていたので勘違いされたそうですが、本人はきっぱりこう語ってます。

「わしは自分の顔をラベルに使うほど厚かましくない」と。

・・・20年位前に自分の顔をラベルにしていた人が居たなぁ・・・w

あ、小樽の「BAR BOTA」が多分日本で一番余市を持っているお店なので小樽に行く機会がある方は是非。 楽しいマスターですw

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

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