男の酒道VOL.105 ~函館からの何かしら~ アバフェルディ編
ドリンク・2023-01-20 20:38つい先日全部雪が溶けたと思ったら、その日のうちに積雪40センチとか訳わからん・・・。
観光で来ている方々も流石にビックリしたんじゃないかな?
さて、今回ご紹介いたしますのは《ABERFELDY/アバフェルディ》です。
割と有名な方だとは思うのですが、どうなんだろう???
UDの花と動物シリーズで、このお酒を体験した方が多いと思うのですが、現在はオフィシャル物が出ておりますので未だの方は是非どうぞ。
では、ここの蒸留所について説明したいと思います。
アバフェルディ蒸留所は1896年にデュワー家によって設立されました。
有名ブレンデッドウイスキーの《デュワーズ》を造っているところです。
彼らは「ジョンデュワー&サンズ社」の名前で会社を経営しており、理想のブレンデッドウイスキーを作る為の原酒を求めていました。
1898年に生産を開始しましたが、第一次世界大戦やそれによる食糧不足のせいで彼らは1917年には生産を停止する事となりました。
幸い、戦争が終わった1919年に再び生産を開始することができました。
その後1925年にはDistillers Company Limited(DCL)に売却され、DCLが事業を運営しました。
DCLは1972年に蒸留所内の麦芽製造室を閉鎖(粉砕機は有る)し、ポットスチルの数を2つから4つに増設しました。
これを行うことにより、アバフェルディは生産能力を高め、大麦を大きな麦芽工場(モルトスター)から入手することでコストを削減しました。
ちなみにアバフェルディではノンピートの麦芽を使用。
ポットスティルは背の高いストレートヘッド型で、これによりアバフェルディ特有のフルーティーさが生まれると言われてます。
1998年に蒸留所は再び所有権を変更し、現在は【バカルディ社】の所有となっております。
さて、《ジョンデュワー&サンズ社》では現在5つの蒸留所を持ってます。
《ABERFELDY/アバフェルディ》蒸留所
《AULTMORE/オルトモア》蒸留所
《CRAIGELLACHIE/クライゲラキ》蒸留所
《ROYAL BRACKLA/ロイヤルブラックラ》蒸留所
《MACDUFF/マクダフ》蒸留所
この中でデュワーズが蒸留所を直接作ったのは、このアバフェルディだけです。
デュワーズでは現在色々なタイプのブレンデッドウイスキーを作っております。
《ホワイトラベル》《12年》《15年》《18年》《25年》
《カリビアンスムース8年》《イリーガルスムース8年》
《ポルトガルスムース8年》《ジャパニーズスムース8年》
《ダブルダブル21年》《ダブルダブル27年》
《ダブルダブル32年》《ダブルダブル36年》
なんと13種類!しかも割とお値段控えめです。
デュワーズをマスコットボトルにしているバーやパブは、かなり在るので、意識せずとも実はアバフェルディーを皆様飲んでいるのですよ。
知らず知らずのうちに愛されているお酒と言う事ですね。
あー、デュワーズと言えば《アンセスター》とか《ネ プラス ウルトラ》とか滅茶苦茶美味かったなぁ・・・また飲みたい。
皆様も美味しく楽しんで下さいませ。
本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F
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