男の酒道VOL.138~函館からの何かしら~ストラナハンズ編
ドリンク・2023-05-14 20:48最後の最後にコロナにかかりました。。。
症状は殆んど出なくって、喉がヒリヒリするくらい。
でも、なんだかだるい感じが。
おかげでゴールデンウィークの前半は潰れてしまいましたとさwww
(すいません1回飛んでました。)
さて、今回紹介致しますのは《STRANAHAN'S / ストラナハンズ》です。
こちらアメリカは「コロラド」で作られているウイスキーです。
んじゃバーボン?
こちらはモルトウイスキーでございます。
使っている蒸留器が「ハイブリッドスティル」なので、「シングルモルト」は名乗っていませんが、材料は二条大麦の麦芽を使っていますので問題ございません。
ハイブリッドスティルってあんまり聞いた事がないと思うのですが、最近増え続けている「マイクロディスティラリー」は、割とこのタイプを使っております。
簡単に言ってしまうとポットスティルの下部分とパテントスティルを合体させたものです。
ちなみに今年函館に出来る蒸留所もこのハイブリッドスティルを導入致します。
これはその内紹介しますね。
さて、こちらの蒸留所が創業されましたのは2004年の事。
ウイスキー愛好家の「ジェス・グラバー」氏とビール醸造者の「ジョージ・ストラナハン」氏によって設立されました。
が、2010年にアメリカの大手スピリッツ会社であるProximo社に買収され、製造されるウイスキーの殆んどは国内向けの販売となっております。
ここの蒸留所は標高1600メートルの地に在るので、蒸留の際、勝手に「減圧」タイプになっております。
減圧されると品質に影響が出る「フーゼル油」が発生し辛くなるので美味しいお酒が出来上がります。
更に、熟成場所が高地にあると「エンジェルズシェア」も多くなります。
通常年間3%~5%と言われておりますが、ここの蒸留所では年間約8%のエンジェルズシェアとなっています。
実はこの数字、きっちり管理してこの数字だそうで、そのまま寝かせて置くだけだと年間15%も持って行かれるそうです。
「M&H」の「DEADSEA」ばりの数字です。*3年で40%
ここの蒸留所で面白いのが、一部ボトリングにおいて、ウィスキーを地元に定着させるよう、「作業ボランティア」を抽選で募っているそうです。
抽選で選ばれた人は、蒸溜所見学後にボトリングとラベル貼りを行います。
ラベルにはコメント欄があり、参加者が好きな言葉を手書きで書くことができます。
うちのボトルにも何か書いてありますがインクがかすれて何を書いてあるのかさっぱりですwww
なお、ラベルの貼り方については水平に貼ると粗が目立つことから、未経験者のことをふまえて斜めにしているとのことです。
その後、ボトリングしたボトルを一本とピザが贈呈されるそうです。
ピザって所がアメリカらしい!・・・のか?
このボランティアは非常に人気があり、今だと3年待ちとかいう話が。。。
ネックに被さっているのは、そのままショットグラスとして利用できます。
まぁまぁ大きいですがw
味も良いので何処かで見かけましたら一度お試しになる事をお勧めいたします。
本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F
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