男の酒道VOL.84 ~函館からの何かしら~ BLANC DE NOIRその2編
ドリンク・2022-11-15 20:30街中に人が居ません(涙
いつまでコロナ・コロナ言ってんだか。人流増やしたら増えるの当たり前じゃん!
一回総括して下さい。水商売全滅しますよ?
さて、前回に引き続きジンの話しをしていきます。
《BLANC DE NOIR》と名付けられたこのボトルですが、瓶はイカ墨をイメージした漆黒のワインボトルに入れられてます。
当然コルクも抜栓式です。
ですので、どうしても冷凍庫に冷やしたい方はちょっと注意が必要です。
一応ウイスキー好きに飲んでもらえるジンを目指して作りましたので常温がオススメです。何でもかんでも冷やせば良いってもんじゃありません。
今回は、500本限定でつくりました。ラベルにはナンバーが振ってあります。
いつもの白いラベルに黒いライン。実はモノリス。
多少格好を付けすぎたかもですが、この黒いのは少しだけ浮き出てます。
モノリスの下にはエンボス加工で《BEHIND THE CASK》の文字が。
そして老眼にはキツイ小さい字は《セピア色》。
セピアとはイカ墨の色の事です。実は名前の候補にも挙がってました。
さて、度数が高い事は前回書きましたが、もう一つ。
こちらウイスキー好きにはお馴染みの《アンチルフィルター》です。
ここは絶対に外せない所でした。
ではここからボタニカルの説明をしていきます。
タイプとしては《ドライジン》なので《ジュネパーベリー》が入ってます。
結構たくさんw パンチを効かせたかったのでwww
次に《キャラウェイ》が入ってます。このキャラウェイの油分が残ったおかげで加水すると白濁します。アンチルフィルターのおかげですね。
《黒の中の白》を意味するボトル名の由来の一つでもあります。
変わったところでは《パイナップル》。
乾燥させたものを入れてます。と言うか、フレーバー系は基本的に全て乾燥した物をいれてます。生だと土っぽい臭みが出るのですよ。。。
シトラス系ですが・・・【入れてません】。なんとノンシトラスです。
これは賭けでもあったのですが、あえて入れませんでした。
これで今時のスッと飲めるジンとは一風違った仕上がりになりました。
まぁ後は《ブラックペッパー》だったり《ジンジャー》だったり《クローブ》だったり《カルダモン》だったりが入ってます。
「あれ?ピートは?」とか思った方!すみません。ピートは焚いてません。
実は後からやっても味に乗らないんです。。。
でも薫香は欲しい・・・と言う訳で、《ヒッコリー》を燻しましてぶち込んでありますw
何はともあれ面白いお酒が出来上がったと自負しております。
賛否両論あるでしょうけどね。
函館から出せた事に意味が有るし、イカ墨を使えた事にも意味が有るし、何より楽しかったです。
少量ずつではありますが全国に散らばっておりますので何処かで見かけた時は是非お試しくださいませ。
多分この記事が一番詳しく内情をかいてありますので参考にして頂ければと。
本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F
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