男の酒道VOL.141~函館からの何かしら~サンタテレサ編
ドリンク・2023-05-20 20:53まだまだコロナ前には戻りませんが、それでも多少は人が動いてきている気配は感じられます。あくまでも気配ねw
函館はまだまだ寒く、五月だと言うのにストーブが。。。
さて、今回ご紹介致しますのは《SANTA TERESA / サンタ テレサ》です。
メジャーなんだかマイナーなんだか微妙なポジションのラムで御座います。
バーテンダー好みの良い酒です。
ソレラシステムで作られていて非常に出来が良いお酒です。
このラムは南米の《ベネズエラ》で作られております。
歴史は古く1796年、《トヴァル・イ・ブランコ伯爵》により創業された歴史あるラムメーカーです。
「サンタ テレサ」の名称は、敬虔なカトリック教徒だったブランコ伯爵が、自分の娘の守護聖人だった「サンタ テレサ」にちなみ、自分の領地の一部をそう名づけたことに始まるようです。
その後、1885年にドイツからベネズエラに移住してきた《ヴォルマー一族》によって引き継がれ、現在もヴォルマー一族がその経営に携わっています。
と、まぁこの辺りはオフィシャルのページに書いてある事なので何となく覚えて頂ければと思います。
今回はちょいと違った角度から掘ってみたいなと。。。
・・・みなさんベネズエラってどれだけ理解できていますでしょうか?
わたくしは全く知りませんw
ベネズエラ人に会った事もありません。
ですので間違えが無いように《外務省》のページより情報を得てみたいと思います。
~国の正式名称は《ベネズエラ・ボリバル共和国 / Bolivarian Republic of Venezuela》と言います。
ここから既に知りませんでしたw
国土面積は912,050平方キロメートル(日本の約2.4倍)で人口は2,795万人(2021年、IMF)。
首都は《カラカス》。何となく聞いた事はあります。
公用語はスペイン語で先住民族の諸言語も使用しており、国民の大多数はカトリック教徒です。
国としては1811年にスペインから独立、1819年に大コロンビア共和国を設立。
1930年に共和国から分離、ベネズエラ共和国として独立。
1958年に民主制復帰、これにより選挙による大統領を選出するように。
1999年12月、新憲法発行により、国名が現在のベネズエラ・ボリバル共和国となる~。
この時の大統領が有名な《チャベス》氏です。
チャベス氏の時は親米路線でしたが、後任のマドゥーロ氏は一気に反米路線に!
事ある毎に反米を唱え続けた所、思いっきり経済制裁を喰らいました(2017~)。
2014年以降、政治社会情勢やインフラ悪化によりベネズエラ国民の国外流出が増加。特に、2019年の一連の情勢悪化(アメリカとの外交断絶)を背景に急増し、これまでに約570万人のベネズエラ国民が近隣諸国(特にコロンビア、ペルー、チリ等)に流出。
また新型コロナウイルス拡大の影響もあり避難民の生活状況は悪化してきているようです。
・・・とは言え実は《石油の埋蔵量が世界一》だったりします。
天然ガスも世界7位ですし、鉄鉱石、ボーキサイト、金、ダイヤモンド等の鉱物資源もめちゃめちゃ採れます。
潜在能力としては世界のトップクラスだと思いますが、下手に資源があるとやられちゃうのがよく解りますね。
たまにはお酒から世界を学ぶのも面白いでしょ?
本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F
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