男の酒道VOL.165~函館からの何かしら~ オーヘントッシャン編

ドリンク・2023-10-22 20:08
男の酒道VOL.165~函館からの何かしら~ オーヘントッシャン編
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気が付けば今年も残り僅かとなり年末年始のお話もチラホラと聞こえてくるようになりました。

寒いと身体がウイスキーを欲しがりますw

今回は《AUCHENTOSHAN/オーヘントッシャン》をご紹介致します。

何が凄いって、まず読めないw

それでは色々と探っていきたいと思います。

こちらはスコットランドのローランド地区で作られているシングルモルトです。

創業年は不明w 創業者も不明ww 一応1800年位じゃないか?との事です。

現在の施設は第二次大戦中にドイツの空爆を受け建物が破壊され、大戦後に再建された物です。

その後1974年に大改修が行われました。

1984年に《モリソン・ボウモア》が買収。

1994年にモリソン・ボウモアはサントリーのグループ会社になりました。

たしか以前に「グレンギリー編」で書いてあるはずです。

是非、こちらも合わせてお読みくださいませ。

さて、ローランド地方のウイスキーは、伝統的に《3回蒸留》を行ってました。

たぶん今は此処だけではないでしょうか?

*以前は《ローズバンク》も行ってました。復活してから行っているかは不明。

3回蒸留と言う事で、通常2回蒸留ですと、
・初留釜(ウォッシュスティル)
・再留釜(スピリットスティル)

の二つを用いるのですが、ここに・・・
・後留釜(インターミディエイトスティル)
と言う物を使用します。

これにより、純粋なアルコールに近くなります。

この為に個性的とは言い難いウイスキーになると言われております。
・・・が、熟成感は1.5倍になると言われております。

更に樽の影響を非常に受けやすくなります(良い意味でも悪い意味でも)。

実は、わたくしがモルトに取り付かれたのが、このオーヘントッシャンからでした。

当時はスクウェアボトルで黒いラベルに3基のポットスティルをモチーフにした金のトレードマーク、白い文字で書かれた蒸留所名、12年物でした。

現行物の評価は割と低めなので中々悲しいものがありますが、外すことは出来ない一品です。
・・・ケミカル系の臭いが入っちゃってるんですよねぇ・・・。

抜栓してから2週間程経てば取れるんですけど、テイスティングって抜栓直後にしますよね?
その状態ですとぶっちゃけ美味しくありません。

トール瓶時代はそんな事無かったんですけども。。。

スリーウッドってのもありまして、こちらは甘口で飲み易く非常に扱いやすいです。

その名の通り3つの樽を使うのですが、バーボン樽で10年、その後オロロソシェリー樽で1年、PX(ペドロヒメネス)シェリー樽で約半年と言うちょっと変わった作り方をしております。

何処かで見かけたら飲んでみて下さい。

お財布にも優しいお酒ですのでw

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

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