男の酒道VOL.126~函館からの何かしら~山崎蒸留所その1編
ドリンク・2023-03-24 20:07WBC優勝おめでとうございます!!
準決勝と決勝は手汗びっちょりで応援してました。
北海道民としては、「日ハム」絡みの面子が活躍していると本当にうれしくなります。ん?現役だと伊藤投手だけ?・・・みんな戻って来てw
さて、この間、大阪へ4泊5日で旅行しておりました。
函館の様な田舎から大都会に行きますと、まぁ、歩く事歩く事w
基本的に田舎は車社会なので、ほぼ歩いて出かけません(本当)。
近所のコンビニにも車で行く人が殆んどです(本当)。
東京に住んでいた時も、すげぇ歩いてたなぁ・・・とか思い出しましたよ。
そんなこんなで4日目に京都へ足を伸ばし、ツアー予約していた《山崎蒸留所》へ行ってきました!
一人1000円で工場見学が出来ます。
ついこの間、こちらのコラムで書いたばかりですので基礎情報は十分ですw
見学者は20名程で、外国人の方々が半数位はおりました。
山崎蒸留所は、今年が設立100周年だと言うのは、以前に書いた通り。
駅のホームから蒸留所が見えた時にはテンション爆上がりで御座います。
個人的に一悶着(怒)ありつつも、受付を済ませ集合場所へ向かいます。
ここからツアー開始となり、軽くレクチャーを受け、いよいよ出発です。
ちなみに写真は良いけど動画はNGとの説明が。
創業者であり初代マスターブレンダーである「鳥井信治郎」と、息子の2代目マスターブレンダー「佐治敬三」の銅像を眺め、早速工場内へ!
専門のガイドさんに連れられ、まずは《仕込み・発酵室》へ向かいます。
麦汁の香りと共に、ステンレス製の巨大な円盤状のものが目に入ります。
Mach Tum(マッシュタン)と呼ばれる《糖化槽》です。
粉砕した麦芽(グリスト)に熱湯を加え糖化し、《Wort ワート/麦汁》を採り出す巨大な金属の容器の事で、ステンレス製、銅製、鋳鉄製などがあります。
仕込槽とも言い、この施設がある建物の事を《タンルーム》や《マッシュハウス/Mach House》と呼んでいます。
木枠の窓が付けられており、状況を確認する事ができます。
よく聞く《仕込み水》とは、この時に使われ、通称《マザーウォーター》と世界的には呼ばれています。
ちなみに山崎の仕込み水は硬度90と、結構固いお水が使われています。
次に《フェルメンテーションルーム/Fermentation Room》、発酵室です。
先程つくった《ワート/麦汁》に《イースト菌》を加えると発酵が始まり、6%~8%の《ウォッシュ》と言うアルコールが出来上がります。
これを行う設備を《発酵槽》と言い、山崎では《木桶発酵槽》と《ステンレス発酵槽》の2種類を目的により使い分けてます。
こちらを《Wash Back/ウォッシュバック》と呼びます。
この《発酵》は、ただ単にアルコールを作るだけではなく、大事な《香味成分》がここで生まれます。*特に、華やかな香りはここの工程に掛かっております。
ここの作業の職人さんを《Brewer/ブリュワー》と呼びます。
さぁ、いよいよお待ちかね《蒸留》の工程です。
先程作った《ウォッシュ》を蒸留し、水とアルコールに分けてアルコールの度数を高めます。
《ウォッシュ》を蒸留する《ポットスティル/単式蒸留釜》なので《Wash Still/ウォッシュスティル》と言い、日本語だと《初留釜》と言う表現を致します。
この時に出来る物を《Low Wines/ローワイン》と言い、20度位のアルコールとなります。これを一度飲んでみたいw
今回、長いので二つに分けますねw
本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F
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