男の酒道VOL.161 ~函館からの何かしら~シンガニ編

ドリンク・2023-09-06 20:30
男の酒道VOL.161 ~函館からの何かしら~シンガニ編
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流石に暑さのピークは越えましたね。

それでもまだまだ汗が噴き出しておりますがwww

さて、今回は、未だ日本ではかなりマイナーなお酒をご紹介致します。
その名も【SINGANI/シンガニ】です。

知っていたらかなりの酒通です。

こちらの「シンガニ」ですが、中南米の【ボリビア】で作られています。

材料は【マスカット オブ アレキサンドリア】と言うブドウです。

度数は40度で、「グレープスピリッツ」なのですが、材料がブドウなのと樽熟成もしているので輸入の際は《ブランデー》としての扱いになります。

一般的な飲み方としては、そのままかカクテルにして飲むようです。

シンガニを炭酸飲料と混ぜたものは【チュフライ /chuflay】 と呼ばれています。

スプライトのような透明な炭酸飲料を使うこともあれば、ジンジャーエールやコカ・コーラのような色のついたものを使うこともあるようです。

シンガニをオレンジジュースで割ったものは【ユンゲーニョ /yungeño】 と呼ばれています。

「ユンゲーニョ」とは「ユンガス地方出身」という意味です。

ユンガス地方はアンデス山脈を東に下った暖かい地域で、そこの人たちが好んでこの飲み方をしていたといわれています。

また、シンガニと暖かい紅茶を混ぜたものはテコンテ (Té con té) と呼ばれます。

普通にお酒の質が良いので、通常のスピリッツの代わりにこちらを使えば良い感じのカクテルが作れます。

まぁ、「ボリビアン~」とか「シンガニ~」とか名前を付ければスタンダードカクテルには殆んど対応できるかとw

さて、ボリビアの事を全く知らない方が多いと思います。

私も知りません。ボリビア人に会った事も御座いません。

そこで、外務省のデータから色々とピックアップしたいと思います。

まず、国名ですが、【ボリビア多民族国/The Plurinational State of Bolivia】です。

国土面積は110万平方キロメートル(日本の約3倍)あります。

人口は1,151万人(2019年 世銀)。東京都位ですね。

首都はラパス(憲法上の首都はスクレ)です。

民族は先住民41%、非先住民59%となっております。

言語はスペイン語及びケチュア語、アイマラ語を中心に先住民言語36言語。

宗教は国民の大多数(95%以上)がカトリック教徒です。

在留邦人は3000人程ですが、120年前に日本から移民が行われており、現在も日系ボリビア人が、約1万人程居るようです。

今回のシンガニですが、味わい的にビーチで飲んだら良さそうだな~とか思ったんですが、ボリビアには残念ながら海がありません。

隣のチリに昔、獲られてしまいました。。。

有名な湖はあるんですけどね。

「チチカカ湖」と「ウユニ塩湖(塩原)」です。

特にウユニ塩湖は世界の17%にあたる量の「リチウム」が埋蔵されているそうです。

残念ながら採掘技術が無い為にそのままになっているようですが。。。

そんなボリビアのお酒である「シンガニ」ですが何処かで見かけたら一度は飲んでおいた方が良いと思います。

グラッパ好きな人は間違いなくハマります。

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

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