男の酒道VOL.128~函館からの何かしら~カシャッサ51編

ドリンク・2023-03-28 20:20
男の酒道VOL.128~函館からの何かしら~カシャッサ51編
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お店のプロジェクターが壊れました。。。

去年の暮れ辺りから、ちょこちょこ白い点々(ドット落ち)が出てきてたんですが、3月に入ってから一気に増えまして画面はほぼ真っ白にw
現在入院中でございます。

さて、今回は昔から流行りそうで流行らない、でも飲んだ人は割とハマるお酒を紹介致します。

そのお酒とは《Cachaça51/カシャッサ51》です。

お酒のジャンルとしてはスピリッツとなり、その中でも《ピンガ》と呼ばれるお酒でございます。

ブラジルで最もポピュラーな地酒、 ホワイトスピリッツです。

原材料はサトウキビ。

サトウキビから作るという点はラムと同じです。

・・・が、ラムのように絞り水を薄めず、そのまま発酵・蒸留させます。

ストレートでも飲めますが、カクテルのベースとして使われるのが 一般的です。

このカシャッサを使った代表的なカクテルが、ライムと 砂糖を混ぜて作る「カイピリーニャ」で、ブラジル国内はもちろん、 近年では世界でも消費量の多い酒の一つに数えられつつあります。

ブラジル国内では、なんと4000銘柄あるそうです!

ちなみにカイピリーニャの意味は「田舎娘」でございます。

このカイピリーニャの誕生を巡っては諸説あります。

1918年頃、サンパウロ州奥地ではスペイン風邪が猛威をふるっていました。

この時、住民たちは、闘病と予防のために民間の処方箋として、カシャッサにライムと蜂蜜とニンニクを混ぜたものを服用したそうです。

一応これが有力な説となっています。

時代と共に、風邪じゃなくても飲みたい!となり、ニンニクと蜂蜜は使われなくなり、それに代わり砂糖と氷が加えられるようになりました。

カシャッサと共に、カイピリーニャは、1922年の「近代芸術週間」の最中、ブラジル文化を表徴する意味で広範囲に飲まれていたようです。

今から100年前のことが、とくに1930年以降、ブラジルの津々浦々に拡大・消費さる決定的な要因となりました。

わたくしも《カイピリーニャ》に一時期はまっていたことがありました。

ブラジル帰りの方が懐かしそうに飲んでいたのを見てはまったのですw
それまでは普通のカクテルを作る時と同じ感じで丁寧に作ってましたが、その方からまさかのダメ出しが!

《バースプーンで混ぜるんじゃなく手で蓋をしてシェイクだ!》・・・と。
以来この作り方でやらせてもらってます。

ちゃんとお客様に説明して同意を得てからですけどねw

とにかく飲み易くてついついゴクゴク飲んでしまいますが、アルコール度数は割と高いので気を付けて飲みましょう!

昔、違うメーカーの《コルドンネグロ》って言うのが有ったんだけど、個人的にはこっちの方が好きでした。

藁苞(わらづと)入りでコクがあって美味かったです。

こればっかり一日3杯を2週間とかやってたら体臭がピンガになりましたwww

砂糖も明らかに取り過ぎだしね。。。

暑い国の酒は暑い時期に飲むと美味いですよ!

この夏はピンガ(カシャッサ)行っちゃいましょう!

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

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