男の酒道VOL.130~函館からの何かしら~イーガンズその2編
ドリンク・2023-03-31 20:05前回お酒の紹介が出来なかったので今回はやりますよ!
先月《国分》さんの商品説明会に参加させて頂きまして、ウイスキーブースに小一時間程刺さっておりました。
そこで紹介されたのが《イーガンズ》だったのですが、飲んでみてすっかりファンになりました。
色々資料を頂きまして、今回3種類取り扱う事と致しました。
《イーガンズ・フォーティチュード》《イーガンズ・エンデバー》《イーガンズ・ヴィンテージグレーン》の3種類です。
それではまず《フォーティチュード》から。
その昔、イーガン家ではシェリーの輸入も手掛けていたようで、その歴史にオマージュを捧げ、アイリッシュウイスキーでは珍しい《ペドロ・ヒメネス樽》を熟成に使用したウイスキーです。
試飲させて頂いたのが正にこれで、とても完成度が高いウイスキーだと感じました。
シェリー樽の良い部分が、素直に引き出されているな!と感じましたし、度数も46度と良い所を突いてるな!と思いました。
後熟もしているようですし。
スタンダード品でこのクオリティは他も見習って頂きたいところです。
続いて《イーガンズ・エンデバー》です。
こちら2022年の最新作で、アイリッシュとしては珍しくピートが焚かれてます。
蒸留は3回で、樽は4種類使ってます。
《アメリカン・オーク樽》《オロロソ・シェリー樽》《インペリアル・スタウト樽》《バーボン樽》の4種類でございます。
珍しく、樽の割合も資料に有りましたので書いていきますと・・・
アメリカンオーク樽60%、オロロソ・シェリー樽10%、インペリアルスタウト18%、バーボン樽12%となっております。
まずビックリしたのが《香味成分》が多いと言う事。
抜栓した時に、ネック内部が煙で白くなるレベル。
思わず「おぉ~!」と声が出ましたw
これは面白いモルトだと思います。
最後に《イーガンズ・ヴィンテージグレーン》です。
アメリカンオーク樽で8年熟成させたこの一品。
言われなければグレーンウイスキーと一瞬解らなくなるほど非常に薫り高く滑らかな一品です。
大体グレーンの場合、ヒリヒリ感が残るんですが、これは上手に造ってます。
こちらのグレーンウイスキーは《グレートノーザン蒸留所》の物を使っているそうです。
グレートノーザン蒸留所は2015年に《ジョン・ティーリング》氏により立ち上げられた蒸留所です。
ティーリング氏はクーリー蒸留所を創業した方でもあります。
ちなみにウイスキー評論家《ジムマーレイ》はこのグレーンウイスキーを「これ程やわらかなアロマを持つウイスキーを私は知らない」と唸らせたそうです。
それにしてもアイルランド人はDNAにウイスキー造りが刻まれてでもいるのでしょうか???
きっちり美味しいお酒を作って(復活して)くれました。
コストパフォーマンスも良いですのでルーティーンに入れても良いと思います。
BARで見かけたら先ず一度お試しくださいませ。
本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。
監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F
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