参院選 国民＋都民ファが立民を喰らうか？

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昨年秋の衆院選で、立民は維新軍団に喰われまくった。次の参院選では、国民民主と都民ファが合流するため、衆院選では維新の本場大阪で立民の辻本清美氏が喰われたように、今度は東京で蓮舫氏が国民＋都民ファに喰われることになるかもという噂が出ている。

立憲民主党は、インターネット番組「CLP」に(なぜか隠れて)制作費を出し、元ＳＥＡＬＤｓメンバーを養うための広告会社『ブルージャパン』に9億円もの資金を提供していたという話まで出てきて、イメージがどんどん悪くなる一方だ。

さらに立民が「いっしょにやりたい」とラブコールを送っていた国民民主党は「うちはアンタじゃなくて都民ファさんと一緒になる」とフラれてしまった。

都民ファの元は小池百合子都知事が立ち上げた「希望の党」である。国民民主も元は希望の党。立民は希望の党から【排除】された人たちが作った党で、都民ファと立民は水と油。

逆に国民民主が都民ファと組んでも方向性に問題はない。まして東京に足場がない国民民主は東京の地域政党である都民ファとの合流は都合がいいし、国政に進出したい都民ファにとっても好都合。

さらに夏の参院選では、国民民主は、関東は都民ファを母体にする「ファーストの会」と、関西では「維新の会」と組んだほうがいいというのが、国民民主の玉木代表の思惑だろう。

すると、参院東京地区は国民民主＋ファーストという旧希望の党と、旧希望の党から排除された立民が激突することになる。まして立民の泉健太代表が「国民民主さんと一緒に戦いたい」と言ったにもかかわらず、相手にされなかったわけで、なんとしても国民民主＋ファーストにだけは負けたくないはずだ。

というより、東京地区において立民は国民民主＋ファーストに喰われかねない状況にある。過去3回の参院選東京地区でトップ当選をした蓮舫氏もうかうかとしてはいられない。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008～2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。