どうなる? 混迷の東京選挙区
政治・2022-05-24 18:25夏の参院選東京選挙区が熱い! 候補者が有名人だらけなのだ。
まず自民党から元「おニャン子クラブ」の生稲晃子氏。
「れいわ新選組」からは、昨年、獲った衆院選の議席を蹴って、参院選に挑戦する山本太郎氏。
「五体不満足」で有名な乙武洋匡氏は、無所属で出馬。
ここまでは元タレントの人たち。
「ファーストの会」代表の荒木千陽氏は東京都議の議席を捨てての挑戦。
「日本維新の会」からは、海老沢由紀氏。大阪市議の議席を辞職しての挑戦である。
生稲晃子氏、山本太郎氏。乙武洋匡が元タレント。山本太郎氏、荒木千陽氏、海老沢由紀氏は、現職の議席を捨ててまでこのたびの参院選に出馬である。タレントが政治家を目指すのはいいとしても、現職議員が、議席を放棄して出馬というのは、いかがなものであろう?
党利党略のためとはいえ、彼らに期待して、一票を投じた有権者への裏切りにならないのだろうか?
東京選挙区は、6議席の取り合う激戦区だ。現職としては、立憲民主党の蓮舫氏、公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏、自民党の朝日健太郎氏がいる。
しかしこれだけ有名どころが出てくると、現職の皆さんも厳しい戦いにならざるを得ない。これまで鉄板だった立民の蓮舫氏ほどの有名議員でも、危ないのではないだろうか? 秋の衆院選で親友の辻元清美氏や、自民の石原伸晃氏が落選したがごとくだ。
選挙というものは「当選させたい人に一票を入れる」だけではない。「こりぁダメだ」という人を当選させないためにも行うものでもある。
有権者の皆様は「有名人だから」とか「顔が好きなタイプだから」といった理由ではなく、よく考えて選挙にいってほしいものだ。
プロフィール
巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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