男の酒道VOL.160 ~函館からの何かしら~グレンギリー編

ドリンク・2023-08-30 19:49
男の酒道VOL.160 ~函館からの何かしら~グレンギリー編
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残暑が酷いですけども、そろそろ落ち着いて欲しい所ですね。

さて、今回は《GLEN GARIOCH/グレンギリー》を紹介致します。

このスペルで「ギリー」って読ませるのは本当?とか思ってしまいますけども、一応それで通ってます。
ちなみに外国人にこの通り言っても全く通じませんwww

創業は1797年 トーマス・シンプソン氏によりグレン・ギリーは設立されました。

1837年に 【John Manson & Co.】が蒸留所を買収。

この間にもオーナーは何回か、変わっていたようです。

1908年に、【William Sanderson】が【Glengarioch Distillery Company】とともに蒸留所を購入。

1933年に【サンダーソン&サン社】が【ブース・ディスティラリー】と合併するも1937年に 【ブース・ディスティラリー】が【DCL】に買収される。

1968年に閉鎖。
2年後の1970年【スタンレー・P・モリソン】に売却される

*1963年 (Stanley P. Morrison)はボウモア蒸留所を取得。

*1984年オーヘントッシャン蒸留所を取得。

*1987年 スタンレー・P・モリソンが【モリソン・ボウモア・ディスティラーズ/Morrison Bowmore Distillers Ltd.】に社名変更。

1973年にグレン・ギリーの生産が再開。

1978年に蒸留器が2基から3基に増設される

1989年、サントリーがモリソン・ボウモアの株式35%を取得。

1994年に、サントリーがモリソン・ボウモア社を完全買収

1995年、 サントリーは、グレン・ギリーを2年間休止

1997年から再開~現在に至る。

・・・とまぁ、こんな感じです。

200年以上やってればこの位の紆余曲折はきっとあるのでしょう。知らんけど。

それでも殆んどの期間をやっているのは凄い事です。

割とライト~ミディアムタイプの仕上がりで個人的には勧め易い印象を持ってます。

樽の個性を引き出す原酒の様でそこが面白いのですがスタンダード品が基本品薄w

最近はある程度流通するようになっていますが昔は中々苦労した物です。。。

なんでサントリーがオーナーなのに推さないんだろう???とかよく愚痴っていたものです。

上記の歴史で触れていますが、《モリソン・ボウモア社》という会社がありまして、そこが所有している蒸留所が【ボウモア】【グレンギリー】【オーヘントッシャン】の3つで、1989年にサントリーが株主になりました。

日本は当時バブル真っ盛り!スコッチ業界は大不況!で業界大編成が行われていた頃ですね。

当時のグレンギリーはトール瓶で鹿の絵が印象的なお酒でした。

現在の物は2009年から一新されたようで、以後積極的に面白い物をリリースしています。

比較的扱いやすいお酒ですので宅飲みに一本あっても良いかもしれません。

最近の流れの中でも値上げしてなかったはずなのでw

BARでこれを指名で飲むと少しだけ【おっ!】と思われる気がします。

是非お試し下さいませ。

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
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