小池百合子VS自民党 総選挙はいつになる？

閉じる

政府自民党は、本来10月に行われる解散総選挙を前倒しするのではないかという話が、また出てきている。

・一つは、4月25日の補欠選挙に合わせるのではないかという説。
・オリンピック直前の7月4日に行われる都議選と同時にやるのではないかという説。
・9月のオリンピック後に任期満了直前にやるのではないか説。

の三つの説だ。

4月説の場合、コロナの感染者数が内閣支持率と連動しているので、ワクチン接種などで感染者が減っていれば、有利になるはず。しかしいまのところ緊急事態宣言を延長しても、感染者数は下げ止まったまま。

7月の都議選と同時説は、連立を組む公明党が都議選を重視しているため、【本来ならば】やらないだろうと考えられていた。

9月説は、解散総選挙前にある自民党総裁選に、菅首相が負けそうな場合、総裁選前に総選挙をやり、自民党が勝てば菅内閣で長期政権を主張できるからというもの。

9月説はともかく、4月説、7月説は【本来ならば】やらないだろうと言われているのだが、自民党には一つの懸念があるようだ。それが小池百合子氏の存在である。

小池氏の最終目標は、国政に戻り女性初の総理大臣になること。そのためならどんなパフォーマンスでもやりかねない。

これまでも、2017年「都議会のドン」と言われた都議会自民党の内田茂氏を辞職に追いやり、昨年はオリパラ組織委の森喜朗氏を辞任させ、1月2日には神奈川・千葉・埼玉の知事を引き連れ、緊急事態宣言を西村大臣に要請と、目立つパフォーマンスに成功した。

3月には、子どもじみた嘘をついたことを神奈川県知事にバラされたが、目的のためなら何をするかわからないのが小池氏なのだ、

いま自民党がもっとも警戒しているのは立憲などではなく、小池氏なのである。小池氏が何かをやらかす前に、総選挙を前倒しするのではと言われているのだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008～2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。