【横浜市長選】菅首相圧倒的完敗!

政治・2021-08-23 18:13
【横浜市長選】菅首相圧倒的完敗!
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注目の横浜首相選挙であった。結果は菅首相が支援した小此木八郎氏が、立憲・共産・社会が支援する山中竹春氏に大差で負けた。

これは野党が勝ち、与党が負けたというより【菅首相が負けた】の一言につきる。

横浜市民が【イエス野党】【イエス山中】でもなく、ただただ【ノー与党】【ノー小此木】でもなく、ただただ【ノー菅】という審判を下したといえよう。

横浜は菅首相の地元である。小此木氏の地元であり世襲議員である。通常、負けることなどありえない戦さであった。それが圧倒的大差で負けた。異常なことであると言っていい。

ANNの世論調査で菅内閣の支持率が25.8%となり、政権発足以来、最低となった。調査は21日、22日であったという。22日は横浜市長選の投開票日でもあった。

いま、横浜だけではなく全国民から菅首相は見放されようとしているのだ。

一方、勝った山中竹春氏も、パワハラ問題や横浜市大への不当請求問題など、いくつかの問題を抱えている人物。自民公明が多数を占める横浜市議会で、思ったような政治ができるとも思えない。横浜市議会の混乱も予想されている。

さて、子飼いの小此木氏が惨敗したいま。菅内閣への風当たりはますます強くなってくるだろう。

いまのところ、二階幹事長や安部前首相、次の首相候補として人気ナンバー3の小泉進次郎氏などは、次の首相も菅さんでと思っているらしいが、今回の選挙結果で変わってくるかもしれない。

下村政調会長や、高市早苗前総務相が総裁選に立候補を表明しており。おそらく岸田前政調会長も出てくることになるだろう。

ただ、自民党総裁選は、国民投票ではなく、国会議員や党員・党友が投票に参加するフルスペックの総裁選になるとはいえ、自民党内部で、どんな闇の力が動くかわからない。

もっとも、横浜市長選の結果から、菅首相では次の衆院選は戦えないと、多くの自民党員は確信したことであろう。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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