静岡の補選で自民敗北! 衆院選で共闘野党は勝てるのか⁉

政治・2021-10-25 18:18
静岡の補選で自民敗北! 衆院選で共闘野党は勝てるのか⁉
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衆院選に先駆けて静岡と山口で参院補選が行われた。結果は静岡では共闘野党が勝ち、山口では自民党が圧勝というものであった。とはいえ結果的には1勝1敗となったわけだ。

おそらく衆院選の真っ最中に参院選の補欠選挙が行われたというのは、はじめてではないだろうか? 衆院選投票日直前の国政選挙だけにこの補選は、衆院選がどうなるかを占うものといえる。特に静岡・山口とも自民党の地盤が固く、それだけに静岡での一敗は自民党陣営にとって相当なショックであるはずだ。

静岡での投票率は45.57%、立憲民主党・国民民主党が推薦する山崎真之輔氏が65万789票、自民党新人で公明党が推薦する若林洋平氏は、60万2780票で接戦といっていい。しかも静岡の補選では野党は共闘をせず共産党の鈴木千佳氏が11万6554票を取っているなかでの自民敗北である。もし共産党票が立民・国民推薦の山崎氏に流れていたら、16万票以上の差がついたわけだ。

負けた若林氏には、岸田総理が2度、甘利幹事長が一度応援に駆け付けるほどの力の入れよう。
一方勝った山崎氏には、立憲の枝野代表、国民の玉木代表、静岡県知事の川勝氏、連合の芳野会長が応援に駆けつけている。

朝日新聞の出口調査によると、無党派層の69%が勝った山崎氏に投票したという。投票者の約3~6割が無党派層ということを考えれば、無党派層の7割が野党側に入れたというのはとても大きい。選挙の勝敗は無党派層がどう動くかで変わってくるからだ。

NHKの世論調査によると、「与党の議席が増えたほうがよい」が25%、「野党の議席が増えたほうがよい」が31%、「どちらともいえない」が39%となっている。与党よりも野党の議席が増えたほうがよいと思っている人が多いのだ。

これに加えて「どちらともいえない」の39%が、どう投票するかで、次の衆院選は大きく変わる。もしかしたら次の選挙で共闘野党は大きく議席を増やすかもしれない。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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