男の酒道VOL.37 ~函館からの何かしら~ ジントニック編

ドリンク・2022-06-28 20:32
男の酒道VOL.37 ~函館からの何かしら~ ジントニック編
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あなたのカクテルの定番は?

マティーニ?ギムレット?ジンフィズ?ソルティドック?カルアミルク?

世代によっても違いますが、誰でもカクテルの一つや二つは経験していると思います。特にバブルを経験したお兄様やお姉さまは、私はぶっちぎりで《ジントニック》です。たぶん同じ意見の方も多いのではないでしょうか?

実際、外に飲みに出た時、初見のお店だとこれを一杯目に注文します。

スタンダードなレシピですと、ゾンビグラス(コリンズグラス)にドライジン45ml、カットライム1/8カット、トニックウォーター適量でビルドって感じです。
シンプルですし材料も手に入りやすく御家庭でも作ることが出来ます。

でもね・・・味にセンスが出るんですよ。

意外なお店でメチャメチャ美味いジントニが出て来る事もありますし、名店と聞いてた所がたいした事なかったり。。。何処とは言いませんが。
まぁ、その店その店で味わいが、かなり違います。

なので、世の中のやる気が有るバーテンダーや、こだわりが有るお店は自分のレシピを持ってますし、その店の味がちゃんとあります。
生意気にも、うちのお店にも有ります。

そして初見のお客様がジントニックを頼んだ場合、お店にとってはチャンスになります。

私の場合、相手の雰囲気や注文の仕方、ベースのジンを伝えた時の反応等から仕上がり具合を調節して、その時のベストな一杯を提供する事を心掛けております。

ここで一口飲んだ時に《美味っ!》となれば、そのお客様はリピーターになる確率がメチャメチャ上がるからです。

色々なお店で飲んでいるから頭の中にランキングがボンヤリとでも有る訳ですよ。

そのランキングでぶっちぎりで1位を取れればここの店は良い店だと認識されるわけです。
たぶん他のBARもその辺は意識しているはずです。

決して大げさな話しではなく、最寄りのBARで聞いてみて下さい。
まぁまぁ同意頂けるはずです。そこから会話も弾むでしょうし。

ちなみに当店《ADDICT》では、ごくごく普通のレシピです。レシピはね。

一応紹介致しますと・・・
ゾンビグラスにかち割り氷を5~6個入れステアし、グラスが曇るまで冷やします。ベースのジンは常に冷凍庫で冷えている《タンカレー》。
ライムはメキシコ産の皮の薄い奴をくし型に1/8カット、両サイドとワタは取ります。

トニックウォーターは《シュウェップス》、ソーダも少し足します。
手順としては、グラス内の水を切り、身に3か所ほどナイフを入れたライムを絞ります(皮はまだ入れない)。そこにトニックウォーターを適量入れてからジンを40ml、炭酸を30mlの順に入れ、底までバースプーンを入れ氷を3㎝ほど持ち上げる感じで、決してガチャガチャしません。

最後に先程絞ったライムをグラスの上で軽くツイストしてグラスの中に。

グラスの底を拭いて提供する。ってな感じです。文章で伝えるのって難しい。

たぶん手順が他店とは違うと思うんですけどね。
通常 ジン→ライム→トニック
当店 ライム→トニック→ジン
簡単に言うとこんな感じです。

同じ材料を使っても順番を変えるだけでも仕上がりに差が出るって事です。後はそれぞれのお好みで。

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。ジントニック飲んでみて!

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

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