動物政治利用の議員さんってひどくない?

政治・2021-11-06 18:57
動物政治利用の議員さんってひどくない?
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立憲民主党から出馬し、衆院選で勝利した鎌田さゆり議員が、「動物を政治利用した」として炎上している。

鎌田議員は、以前より動物愛護について、小泉進次郎前環境大臣に訴えたりしていた人物。そんな人物が「動物を政治利用」とはいかなることか?

それは鎌田議員が、選挙活動中「相棒」として連れ回していたヤギを、当選したとたん「最後まで責任を持って寄り添い育てることは困難」として手放すことをSNSで発信。これが政治利用ではないかと炎上したのだ。

政治利用について鎌田議員は「選挙の道具などと、彼女(ヤギ)にとって酷い中傷の表現はやめてください。最初は草刈りのお手伝いで畜産農家さんからやってきましたが、今は、彼女は鎌田のみならず、みんなと遊びお世話され既にファミリーです」と反論。

鎌田議員は農業に関心があるらしく、草刈りに参加もしていたので、雑草を食べてもらうためにヤギを飼うことにしたらしい。

なぜ手放そうとしたかというと、当選し東京との往復になってしまったら、最期までお世話をすることは中途半端になるからとのこと。

正直、ファミリーなのに手放すとか、政治活動が忙しくなるから世話できないというのは、忙しくなるから飼っていたペットを手放すということ。これが動物愛護を訴える政治家なのだろうか?

このヤギが鎌田議員のSNS(YouTube)に初めて登場するのは、衆議院が解散する直前の10月6日。このときヤギを抱きながら「もしも国会に戻れたら動物愛護を真っ先にやりたい」と語っている。それが当選したとたん手放す発言。つまり選挙期間中だけ飼っていたことになる。これでは政治利用と言われても仕方がない。

あまりに炎上したせいか、11月4日のTwitterでは「これからも一緒に」と、飼うことにしたらしい。

でもね、いったんは世話できないと手放すつもりのような人では、新しい飼い主さんに飼ってもらったほうが、ヤギは幸せなんじゃないかなあ・・・

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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