千葉県都知事選! 自民100万票以上で大敗‼

政治・2021-03-23 18:21
千葉県都知事選! 自民100万票以上で大敗‼
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何かと話題であった千葉県都知事選に結着がついた。立憲・維新・国民が支援した元千葉市長の熊谷俊人氏が、140万9496票を取り当選。

対して、自民党推薦の関政幸氏は、38万4723票と、100万票以上という圧倒的大差で惨敗となったのだ。この責任をとって自民党県連会長は辞任の意向だという。

県連は鈴木大地氏、全スポーツ庁長官を擁立するつもりだったが失敗。元千葉市長との知名度が決定的となったとする向きもあるが、それだけではあるまい。与野党対決と言われた今回の選挙である。やはりここ最近の自民党への不信感が票に出たのではあるまいか?

自民党は、1月の山形県知事選でも推薦候補が大敗。北九州市議選では現職22人中6人が落選している。この秋までに行われる衆院選は大丈夫なのかと不安になっている自民党支持者も多いのではないだろうか?

最近まで、早期解散が噂されていたが、千葉県知事選の衝撃的惨敗で、とてもじゃないがこのままで早期解散をすれば、どうなるかわからない。立憲民主党の福山哲郎幹事長などは「菅首相のうちに衆院選を戦いたい」とさえ言っているという。

次の注目選挙は、4月25日投開票の参院長野選挙区補欠選挙であるが、長野の補欠選挙は、新型コロナで亡くなった立憲民主党の、羽田雄一郎氏の実弟である羽田次郎氏が、兄の意思を継ぐべく立候補している。父親は元首相の羽田孜氏である。対する自民党公認の元衆議院議員、小松裕氏は勝てるのか?

広島では、買収事件で有罪が確定した河井案里前参院議員(自民離党)当選無効に伴う再選挙が行われるが、保守王国と言われた広島でも河井夫婦の事件で、自民党のイメージはどうなったのであろう?

どうもここのところ、自民党に明るい風は吹いていないようだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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