男の酒道VOL.23 ~函館からの何かしら~ ダルムナック編

イート・2022-05-16 20:55
ダルムナック

ダルムナック

閉じる

ゴールデンウィークも終わりまして、これからどんどん暑くなってくるんでしょうねぇ。その前に梅雨がありますね、北海道は梅雨が無いので、そこだけはラッキーだと思ってしまいます。

一応函館には《蝦夷梅雨》と呼ばれるものもありますが、1週間ほどグダグダな天気が続く程度なので申し訳ない感じです。

さて、今回は《DALMUNACH/ダルムナック》です。*ダルメニャックとも読みます。
こちら正真正銘スコッチのシングルモルトです。
モルト好きな方でも耳なじみが無い方がほとんどだと思います、それもそのはず極々最近造られた蒸留所だからです。

蒸留所のオーナーは名酒《シーバス・ブラザーズ社》で2015年から稼働している最新鋭の蒸留所です。

現在シーバスはフランスの《ペルノ・リカール社》傘下となってます。

場所はスペイサイドのマレー地区で、元々は《インペリアル蒸留所》が在ったところです。

では、このインペリアルからのダルムナックへの歴史を覗いてみましょう。

1897年 《ダルユーイン》と《タリスカー》、2つの蒸溜所を所有していた《トーマス・マッケンジー》が事業拡大の為に設立する。

1898年 蒸溜所の運営会社であるインペリアル・ディスティラーズが、ダルユーイン、タリスカーと合併し、ダルユーイン・タリスカー・ディスティラーズとなる。

1899年 パティソン事件の影響を受け閉鎖。*これは大事なので次回書きます。

1916年 ダルユーイン・タリスカー社は《ジョン・ウォーカー》《デュワーズ》DCL(Distillers Company Ltd. / 現ディアジオ)などが組織した共同事業体により買収される。

1919年 蒸溜所再開。

1925年 DCLがジョン・ウォーカー、デュワーズなどを吸収、これによりインペリアルはDCL傘下に。同年蒸溜所は再度閉鎖される。

1955年 蒸溜所再開。

1964年 スチルを2基増設し計4基とする。フロアモルティングを《サラディンボックス》に切り替える。*大きな部屋を四角に区切り、そこに大麦を入れて、下から空気を送って撹拌するやり方。(四角区切りの部屋をサラディンボックスという)現在はタムデュー蒸留所のみ使用中。

1985年 蒸溜所閉鎖。

1989年 蒸溜所はアライド・ディスティラーズ(Allied Distillers)へ売却される。

1991年 蒸溜所再開。

1998年 蒸溜所閉鎖。

2005年 蒸溜所はペルノ・リカール社へ売却される。

2013年 蒸溜所施設が解体・撤去される。

2015年 蒸溜所跡地にダルムナック蒸溜所が設立される。

ちなみに、現在の蒸留器は8基有り、インペリアルの物を複製したポットスティルが使われているそうです。

この新しい蒸留所のアルコール年間生産量は1000万ℓで、全てシーバスのブレンデッド用に使われる事になってます、・・・が、今回のこのボトルもそうですが、確認できただけでも既に4種類程ボトラーズとしてリリースされており、まぁ珍しいモルトには違いないので何処かで見かけたら飲んでみる事をお勧めいたします。

今日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

関連記事
関連タグ
イート新着記事