内閣支持率が落ちているのに自民支持率が落ちず野党支持率が上がらない謎

政治・2021-02-03 17:25
内閣支持率が落ちているのに自民支持率が落ちず野党支持率が上がらない謎
閉じる

内閣支持率がヤバいほど落ちている。このままでは政権が持たないのでは? と、公然と言われてしまうくらいである。

通常、そういうときは自民党の支持率も落ちていくものだ。ところがいまのところ落ちていない。通常、こういうときは野党の支持率が上がるものだが、特に上がってもいないという何とも奇妙な状態となっている。

自民の銀座飲食3人組や公明の銀座&政治資金キャバクラ支出議員の問題が出てからの、支持率データがどうなっているまだかわからないが、少なくともいまのところ、政党支持率はほぼ横ばいといったところだ。

理由の一つに、有権者が「菅内閣より、野党に政権を渡したほうがマシ」と思えないところがあるのではないだろうか?

立憲民主党の枝野代表は1月31日の定期党大会で「自公政権を倒し、立憲民主党を中心とする新しい政権をつくる」と、高らかに表明した。

が、その数日前、枝野代表は1月27日の『withnews』というサイトのインタビュアーの「政権交代を起こすから絶対に入れてくださいとやっぱり言ってほしい」という言葉に対し

「私を信頼してくださいって言うのは詐欺師ですから。残念ながら今国民の皆さんの圧倒的多数は、日々の暮らしが大変で政権のことなんてどうでもいいんですよ」という答えであった。
(引用:参照『withnews』1/27「今はちょっと支持できないです…枝野さんに正直な疑問をぶつけてみた ネクストキャビネットは作らない理由」より)

さてさて、枝野代表は本気で政権を取りにいく気があるのだろうか?

他にも蓮舫議員、辻元議員といった女性議員の攻撃的な質問は「舌鋒鋭い」というより「ヒステリック」なイメージを有権者に与えているのではないだろうか?

自民支持率が低下しないのは、立憲が自民の支持率を支えているようにさえ思えてしまうのだが……

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

関連記事
関連タグ
政治新着記事