安倍前総理もこれまでか⁉ でもなぜこの時期に?

政治・2020-11-25 12:33
安倍前総理もこれまでか⁉ でもなぜこの時期に?
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『桜を見る会』の前夜祭において政治資金規正法違反の疑いで、安倍前総理の秘書らが、東京地検特捜部から任意で事情徴収された。

『桜を見る会』の会費は1人5000円で、実際の費用と会費との差額が5年間で800万円以上あり、この差額分を安倍前総理側が負担したという領収書もあるという。

色めき立つ野党! 安倍前総理に国会での説明を求め、さらに当時官房長官の説明責任も求めていく姿勢をしめしている。それにしてもなぜこの時期に、特捜部が動いたかというと

「安倍前総理が、最高権力者ではなくなったから」

この一言につきる。ほぼ間違いなく特捜は、これらのことを知っていたが、安倍前総理の権力に恐れをなして手を出すのを控えていたと言える。

安倍前総理は今後、収支報告書を記載しなかった『政治資金規正法違反』もしくは有権者への寄付を行った『公職選挙法違反』を問われることになる。

いまはまだ秘書クラスの事情聴取だが、はたして本丸である安倍前総理にまで事情聴取の手が届くのか?

問題は、安倍前総理が負担金について知っていたかどうかだ。知っていたとすれば、国会であるいは国民に対して、しゃあしやあと嘘をつき続けていたことになる。知らなかったとすれば、秘書や後援会に騙され続けてきたわけで、かなり間抜けな話。

現実的には、おそらくいつものように秘書なりのトカゲのしっぽ切りに終わるのでしょう。
そして野党は、また延々とこの追及を続けていくことになるのでしょう。

安倍前総理は、すべて終わったこととして、国会答弁にも出る気はないらしい。国民としては、ちゃんと説明責任は果たし、きちんと桜を散らしてほしいものだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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