「おぐらが斬る!」猿之助にゲイ疑惑・セクハラ報道、両親死亡!

エンタメ・2023-05-19 23:31
「おぐらが斬る!」猿之助にゲイ疑惑・セクハラ報道、両親死亡!
閉じる

歌舞伎俳優の市川猿之助さんとその両親が自宅で倒れていた事件。警視庁によると市川猿之助さんの自室に遺書のようなものが見つかったため、自殺を図ったと見ているという。

さて問題は亡くなった両親の四代目市川段四郎さんと母親だ。両親は自宅2階のリビングに横たわっており、ふとんが掛けられていた。おそらくふとんを書けたのは猿之助さんと思われる。

この文章を書いている19日午前の時点では、両親の死因は不明、警視庁は司法解剖を行うという。さらに捜査の結果次第では、猿之助さんは両親を殺した【殺人犯】として逮捕され、裁かれる可能性もある。

もちろん、いまのところまだ何もわかっていない。猿之助さんがガスなどの薬物で自殺しようとして、両親は巻き込まれたのかもしれない。他にも第三者の殺人の可能性も消えてはいない。真相は警察の発表を待ちたいと思う。

猿之助さんが自殺を図ったと思われる18日は、週刊誌が同性の関係者にセクハラ行為やパワハラ行為を行っていたことがスクープされた日でもある。

ただスクープされたような行為は梨園(りえん・歌舞伎界のこと)では知られていたことであり、パワハラも含めて当たり前のことでもあった。

戦前までは、歌舞伎の家に生まれた男子は、10歳くらいから、金主やごひいき筋の男性とも女性とも“お相手”できるように訓練を受ける。これくらいの年齢からお座敷遊びなどにも連れていかれる。ごひいき筋ときれいに遊べるようにだ。だからこそ、「役者の遊びは芸の肥やし」と言われたりもした。

だから酒癖の悪いことで有名な市川海老蔵氏や、香川照之氏は、古い歌舞伎ファンから「これだから最近の・・・」とヒンシュクを受けることになるのだ。

いまの時代でも、歌舞伎のコアなファンなら歌舞伎役者に同性愛的行為の噂が出ても、「へえ、そうなの」で終わる。現代社会のLGBTQ問題とはちょっと感覚が違うのだ。

週刊女性セブンには、セクハラ・パワハラ行為が書かれているが、業界の人に言わせれば「そんなモンでしょ、そんな世界だし嫌ならやめればいい」ということになる。

ただ、これは一連のジャニーズの性的虐待の事件とよく似ている事例でもあり、ジャニーズの事件でも以前なら「芸能界ってそんなモンでしょ、嫌ならやめればいい」というものであった。しかし時代がそういった行為を許さなくなってきたと言えよう。

また、猿之助さんは、いとこにあたる香川照之(市川中車)氏が、銀座のママやホステスに対するセクハラスキャンダルで、テレビから干されているのをもっとも間近で見ている。

そういったこともあり、猿之助さんは絶望してしまったのだろうか? 今はただただ今回の事件が残念でならない。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

関連記事
関連タグ
エンタメ新着記事