声優のコロナ感染者発覚で浮上しそうな新たな補償問題

エンタメ・2020-04-11 11:00

アニメ「けものフレンズ」のマーゲイの声などで知られる声優・山下まみ(32)が、新型コロナウイルスに感染していることを10日、所属事務所が発表した。

事務所によると、6日にPCR検査を受け、9日に陽性が判明。現在、熱や咳などの症状はなく、当初、異常を感じていた味覚や臭覚も徐々に回復。保健所の指導に従い、自宅療養中だという。

山下はツイッターで、「体調の変化を感じてからは、一切外に出ず、自宅待機をしておりました。しかし、無症状の潜伏期間に誰かに感染させてしまったのではないかと、不安な気持ちは拭(ぬぐ)えません。だからこそ、どうか皆様も、感染しないよう、そして、感染させないようにと、今強く願っております」と胸中を吐露した。

「さすがに、マスクを装着したままアフレコ収録をするのは不可能。複数人の声優がいる場合、距離は近いし、熱演することにより飛沫感染のリスクが高過ぎる」(アニメ誌編集者)

フジテレビ系の長寿アニメ「サザエさん」の主人公・サザエの声優を務める加藤みどり(80)が、4日放送のラジオNIKKEI「中央競馬実況中継」に電話でゲスト出演。その際、アフレコ収録が、新型コロナウイルスの影響で中止になっていることを明かしていた。

「大阪のライブハウスでの集団感染を受け、全国のライブハウスは開店休業もしくは廃業に追い込まれている。そして、声優のコロナ感染で各地のアフレコスタジオはロックダウンに追い込まれそう。声優ならびにアフレコスタジオの休業補償も今後、問題になるのでは」(同)

ドラマのみならず、しばらくはアニメも再放送が増えそうだ。

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