コロナ禍の中でも政治家センセイは政治資金パーティーを開きたくて仕方ない

政治・2021-05-02 19:55
コロナ禍の中でも政治家センセイは政治資金パーティーを開きたくて仕方ない
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自民党の各派閥は、秋までに開かれる衆議院選の資金を確保するため、6月までに政治資金パーティーを開く予定だそうな。

すでに麻生太郎副総理率いる麻生派は、4月13日の夜に東京都内のホテルで政治資金パーティーを開催。

続いて岸田派が5月19日に政治資金パーティーを予定しており、他の5派閥も6月中に開く計画だという。

全国で日々コロナの感染拡大が報じられ、4月25日から5月11日まで緊急事態宣言が発令されている最中、緊急事態宣言を発令した政府の重鎮たちが、わざわざ感染のリスクを犯してまで大勢の人が集まるパーティーを計画するのは、無論政治資金のためだ。

政治家センセイにとって、民間に時短や休業を要請しても、自分たちは金集めをしたいらしい。なんといっても政治資金パーティーは政治団体にとって主要な収入の一つ。

昨年はコロナ禍のため、政治資金パーティーは、延期、再延期とあまり行われなかったが、今年は衆院選がある。議員センセイたちは軍資金欲しさに、パーティーを開きたくてしかたがないらしい。

西村経済再生相などは、4月25日の緊急事態宣言発令のとき、我々国民に向かって

「去年の春の緊急事態宣言を思い出し、その時以上に徹底した『ステイホーム』をお願いしたい」

などと言ったが当のご本人は、4月27日に政治資金パーティーをやる予定であった。しかしさすがに批難され、直前の22日にパーティー延期を決めるという有り様。西村大臣は25日あたりから、緊急事態宣言の発出することなど知っていたはずだと思うのだが……

いやはや政治家センセイにとって、国民よりも政治資金ファーストであるらしい。だが忘れてはいけないのは、このセンセイ方を選んだのは、国民である我々だと言うことだ。

ただ……、もう誰がマシかの選挙はそろそろやめたいのだが……

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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