立憲民主党 次の代表はまさかのあの人?

政治・2022-06-18 10:56
立憲民主党 次の代表はまさかのあの人?
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野党第一党の立憲民主党が、参院選前にしてまったく盛り上がっていない。このままでは立民は参院選で負けか、あるいはボロ負けかと言われている。もしそうなると、代表の泉健太氏の責任問題となり、代表を降ろされることになるだろう。

さて、そうなると次は誰が代表になるかということになる。昨年秋の衆院選で大敗したため、立民創始者であり代表の枝野幸男氏が辞任し、泉健太氏、逢坂誠二氏、小川淳也氏、西村智奈美氏の4名が代表選に立候補。結果、泉健太氏が代表になったわけだ。

しかし、国民の多くは、新代表の泉健太氏を知らなかった。他の3名のことも知らない人が多かった。

代表選にしても、この4名の政策や主張に大きな違いはなく、盛り上がらなかった。争点の一つに、衆院選敗北の原因となったとされる共産党との共闘についても、4名ともやめるとは言わず、代表になった泉氏も、いまだにはっきりせず、一部で共闘というハンパな状態で参院選に臨むようだ。

さて、もしも次の参院選で立憲民主党が大敗し、泉代表が引責辞任ということになれば、次の代表は誰になるのだろうか?

元々、立民は民進党が小池百合子率いる希望の党と合流しようとしたとき、民進党の中でも左寄りの人たちが入れてもらえず、枝野幸男氏がその人たちを救済する意味もあり立ち上げたのが立憲民主党だ。

言ってみれば枝野氏の私党とも言えるため、枝野氏が代表に復活するのではないかという意見がある。

ただ、旧民主党からの例として、一度トップになった議員は、その後長老扱いになり、トップに復活したということがない。と、なれば次の代表候補として、民主党・民進党の代表代行にまでなったが、トップに立ったことがない長妻昭氏、03年の衆院選で奈良1区の高市早苗氏を破り当選し、長く党幹部をつとめている馬淵澄夫氏あたりが、次期代表選に名乗りを上げるのではないかというのが、もっぱらの噂だ。

さらにダークホースとして、前回衆院選で落選し、次の参院選に立候補している辻元清美氏も、参院選で当選すれば立候補するのではないかという話がある。話題性という意味では、ダントツで辻元氏だ。人気があり注目度も高い辻元氏が次の立民の顔になるというのはあり得ない話ではない。

ただ人気はあるが嫌う人も多い辻元氏であり、現実として衆院選で負け、比例でも復活できなかった辻元氏が代表候補になるとすれば、さすがに人材がないのか・・・ とも思うが・・・

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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