共産党さん本当に自衛隊はいらないの?

社会・2022-04-27 18:19
共産党さん本当に自衛隊はいらないの?
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日経新聞とテレ東が22~24日に行った調査によると岸田内閣の支持率が64%と高かったことに驚く。岸田内閣がここ数カ月にこれということをやったのか? やってないことはないが、この高支持率は、コロナ感染者数が減ってきていることと、野党の皆さんが一生懸命岸田内閣を応援してきた結果としか思えない。

その岸田内閣応援団の1人が共産党の志位委員長だ。志位院長は13日に「万が一、急迫不正の主権侵害が起こった場合には、【自衛隊を含めて、あらゆる手段を行使】して国民の命と日本の主権を守り抜くというのが日本共産党の立場だ」と、述べた。

さらに、「憲法9条は無抵抗主義ではない。9条の下でも個別的自衛権は存在するし、必要に迫られた場合には、その権利を行使することは当然だ」とも言った。

いや~、さすがにこれはないでしょう。共産党のこれまでの主張は「自衛隊は段階的に解消する」と言ってきたのです。

「憲法9条を生かした平和外交をすすめれば、自衛隊はいらない」とも言ってきたのです。

2015年、共産党奈良県会議員団などでつくる団体が「陸上自衛隊は『人殺し』の訓練。奈良の若者が駐屯地誘致で自衛隊にねらわれている」と書いたチラシを配り、当時の共産党政策委員長が、防衛費を「人を殺すための予算」と発言するということもあった。

94年の党大会決議で「急迫不正の主権侵害が起こった場合は、警察力や自主的自警組織など憲法9条と矛盾しない自衛措置をとることが基本である」と語っている。

共産党は【人殺しの訓練もしていない、兵器もない市民の自警団】と平和外交で、侵略軍の戦車やミサイルに立ち向かえと言ってきたのだ。

いま日本国民は、ウクライナの戦争で侵略のリアリティを見ている。なるほど共産党の言い分より、自民党の言い分が正しいと思う人が増えているのではないだろうか?

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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