北朝鮮がロシアに加勢するという説がある

社会・2022-04-29 18:12
北朝鮮がロシアに加勢するという説がある
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北朝鮮軍がロシア支援として、ウクライナに投入されるのではないかという説がある。元は同じ社会主義国で、ロシアと北朝鮮は国境を接している隣国である。(とはいえ、国境線はわずか約 17 キロメートルしかない)さらに北朝鮮という国は、ソ連が作った国といっていいくらい縁が深い。

ただ、ソ連時代に比べて、露朝間の軍事的な関係は希薄となり、2000年に「露朝友好善隣協力条約」を改訂し、旧条約に存在した有事における自動軍事介入条項を削除している。

とはいえ、いま両国の利害が一致するのだ。

簡単に言えば、いまロシア軍はかなり疲弊しており、兵器や兵士を欲しいと思っている。一方、北朝鮮は経済的に立ち行かなくなっている。昨年夏の猛暑に干ばつ、さらに洪水で食料不足が深刻化しているが、他国から食料を輸入したくでも外貨がない。エネルギーも不足しているため、停電はしょっちゅうだ。

北朝鮮の総兵力は、128万人、うち110万人は陸上兵力。ロシアの総兵力90万人を軽く上回っている。

北朝鮮には旧ソ連製の戦車が3500両もある。ミグ23と29戦闘機を550機保有しており、これらはロシア軍のパイロットも操縦できる。さらにはいろいろなミサイルも持っている。

ロシアは、エネルギーはふんだんにある。外貨はそれほどでもないが、北朝鮮よりはるかに多く持っている。コリア・レポートの辺真一氏によると「北朝鮮はベラルーシよりもはるかに頼もしい」存在であるという。

ウクライナの報道によると、ロシアのショイグ国防相は、中国と北朝鮮を訪れ、兵器等の支援を頼みに行っていたという。中国は支援を断ったが、北朝鮮は同意したとある。

兵士や武器は、露朝国境のすぐ近くにウラジオストクがあり、シベリア鉄道で一気に運ぶことができる。

このように北朝鮮軍がロシア軍に加勢する条件は整っているのだ。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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