うちわ会食の兵庫県知事ってかなりの困ったちゃんだった

社会・2021-04-14 12:14
うちわ会食の兵庫県知事ってかなりの困ったちゃんだった
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2020年新型コロナの流行で、いままでにないほど全国の知事が注目されている。そして「ああ、●●県の知事さんってこんな人だったのね。ぷぷっ」と、失笑されてしまうような知事もいた。

兵庫県の井戸敏三知事もその一人だ。この知事さん、なかなかの困ったちゃんで、コロナ感染拡大について「諸悪の根源は東京」と発言したり、昨年2月には兵庫県が備蓄しているマスク170万枚のうち100万枚を中国に送ったりした人。

他にも08年には「関東大震災が起きれば相当ダメージを受けるから、これは(関西経済にとって)チャンスだ」と発言したり、12年のNHK大河ドラマ「平清盛」について「画面が汚くて観る気がしない」と発言し、神戸や兵庫の人がこれから観光等で盛り上がろうというときに、思い切り水を差したりした人でもあり、これらの発言に対して、兵庫県民からは「恥ずかしい」という声が頻発した。

そして今回は、県の予算から700万円を出し、1万6千店に32万本(各店20本程度)のうちわを配布する予定だという。

さて感染予防にうちわやせんすは効果があるのだろうか? うちわは扇ぐためのものだが、これから夏に向かうにあたり、うちわがあれば扇ぐだろう。とすると、飛沫を撒き散らすことにならないのだろうか? 血税を使うなら効果の根拠を示してほしい。

1年前、安倍前首相はアベノマスクでひんしゅくを買ったが、もし迅速に布マスクが国民に配られていたら助かった人も多かったはずだ。しかしうちわを飲食店に配ることで、県民や飲食店は助かるのだろうか?

井戸知事は2001年から現在までずっと兵庫県知事を続けていた。つまり兵庫県民が選び続けたということだ。「兵庫県には他に政治家はいないのか!」と、兵庫県出身の筆者などは思うのだが、井戸氏は今年7月で知事職をお辞めになるらしいので、次はしっかりした人を選んでほしいと思うばかりだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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