東京0件、インフルエンザが激減中

社会・2020-11-19 11:40
東京0件、インフルエンザが激減中
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●新型コロナとインフルエンザの同時流行はあるのか?
新型コロナが猛威を振るっている中、インフルエンザが激減している。というか、まったく流行していない状態だ。

東京都に関しては、『東京都感染症情報センター』によると、11月15日の時点で検出数はゼロ件。インフルエンザはとても恐ろしい病気で、流行るのは晩秋から春先までと短く、ワクチンも特効薬もあるのに、インフルエンザ関連の死亡者は毎年1万人も出ているほど。

今シーズンのインフルエンザが流行していないのは、ワクチン接種を除けば、予防法は新型コロナとまったく一緒であること。つまりコロナ予防がインフルエンザ予防として、大きな効果をあげていると考えられる。

また、感染症の専門家によると、通常二つのウィルス性感染症が同時に大流行することは、まずないとのことだ。ただし、インフルエンザと新型コロナの同時感染はあるので注意が必要とのこと。

●前シーズン、インフルエンザはコロナの出現後急速に収束した
昨年の今頃から年末にかけて、インフルエンザが例年にない勢いで急増していたが、新型コロナが入ってきた1月以降、急速に収束していった。

これは日本だけではない。2月くらいまで、米国ではコロナの心配をしている人は、ほとんどいなかった。本年2月6日の日本経済新聞は次のように報じている【米でインフルエンザ猛威 死者数1万人超え】
その内容は「米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は、19~20年のインフルエンザ流行が過去10年で最悪規模になると予測している」

過去最悪を予想していた米国のインフルエンザは、新型コロナ流行と同時に収束し、過去8年間でもっとも死者数が少なく終わった。逆に、新型コロナの猛威は凄まじく、米国ではすでに20万人以上が亡くなっている。

人類はいつの時も感染症と戦ってきた。一日も早く新型コロナの収束することを祈るばかりだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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