五輪バッハ会長来日中止と小池知事暗躍で五輪中止になるか？

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5月17日に来日すると言われていた五輪のバッハ会長だが、来日見送り濃厚とのこと。見送りの理由はいまのところまだよくはわからない。

有力紙であるワシントン・ポストがバッハ会長のことを「ぼったくり男爵」などとこき下ろしたことが原因する説もあるが、IOC（国際オリンピック委員会）に対するこの手の批判はいまにはじまったことではないので、何か裏事情があるのかもしれない。

バッハ会長は、「全ての参加者にとって、東京五輪・パラリンピックを安全かつ確実なものとする手段」として、ファイザー社の新型コロナワクチンを五輪選手団全員に提供すると発表したばかりだ。

また、ついこの前まで、丸川五輪相は「接種前提とせず開催」とか「バッハ会長もワクチンは義務にしないとの発言をしている」と語っていたのにだ。

バッハ会長の来日中止は、日本が緊急事態宣言を延長すると決定したことと関係があるのかもしれない。なんといっても今回の緊急事態宣言は「バッハ来日シフト」と呼ばれていて、バッハ会長の来日に合わせて、感染者数を減らし緊急事態宣言取り消しの予定だったいうのが、もっぱらの噂であった。

しかし感染は収まらず日本政府も東京都もメンツ丸つぶれで、そんなところにバッハ会長もノコノコと来日できないというところかもしれない。

東京都といえば、小池百合子知事率いる都民ファーストの会が、7月4日に行われる都議会選挙の公約に【五輪中止】を打ち出すのでは？　という噂も流れている。

実のところ、いまでこそ都民ファーストは都議会第一党だが、このままでは7月の都議選で大きく議席を落とすと予想されているのだ。そうならないためには、大きな話題が必要となる。

小池知事の得意技は、それが可能か不可能か関係なくとにかく話題を作り、人々の注目を集めることだ。現在7割の人が五輪中止を望んでいるいま、小池百合子ならやりかねない。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008～2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。