偉い人たちが国民に押し付けた新型コロナ我慢の歴史
社会・2021-05-28 19:14小池百合子都知事が「いまが堪えどころ」とおっしゃいました。我々国民はこの1年数カ月間、同じような言葉をず~と聞かされ続けてきたような気がします。ちょっとお偉い皆様が我々に語ってきた歴史を振り返ってみましょう。
●2020年
・3月 「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、終息できるかの瀬戸際」
これは安倍前首相が全国一斉休校を要請したときのお言葉。終息はしませんでした。
・4月 「行動制限なしなら42万人死亡」
これは厚労省クラスター対策班の西浦教授の試算。国民の努力のせいか2020年の新型コロナ死者数は約3500人でした。
・4~5月 「第一回緊急事態宣言」「GWはステイホーム」
このころ政府は国民に売れ行きが滞った高級肉や魚を「お肉券」や「お魚券」にして配ろうとしていましたが、国民が激怒したら一律10万円給付に変更になりました。
・7~8月 「リモート帰省」「夏休みも自粛」「夜の街」
新宿歌舞伎町のホストクラブが目の敵にされていました。政府は国民に「夏休みも自粛」と、自粛を要請しながら、なぜかGOTOトラベルキャンペーンがはじまりました。
・9月 「この連休がヤマ」
・11月 「我慢の三連休」
12月「短期集中で自粛」「勝負の三週間」
勝負の3週間に敗れて2020年は終わりました。
●2021年
・1月 「緊急事態宣言」「最終的には生活保護がある」
・2月「延長」
・3月「再延長」
・4月 「6月までが正念場」「これまでで最大の危機」「想像を超える感染の波」「真剣に検討すべき時期に入りつつある」
これは日本医師会の中川会長と、分科会の尾身会長のお言葉。
・5月「今がこらえどころ」
いまここ。
9都道府県への緊急事態宣言が延長決まりましたが、これからも我慢の日々が続くのでしょうね。
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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