チケット転売規制法成立で跋扈しそうな悪質なチケット詐欺グループ

エンタメ・2019-01-22 18:00

ジャニーズ事務所の人気アイドルグループ・King&Prince(キンプリ)のコンサートチケットを譲ると偽って現金を詐取したとして、警視庁が21日、愛知県立高3年の名古屋市の少女(18)を、詐欺容疑で20日に逮捕したことを発表した。

逮捕容疑は昨年8月、ツイッターにチケットを求める旨を書き込んだ東京都足立区の女子大生(21)に対し、「チケットを余らせている」などと虚偽のメッセージを送り、前金として現金5万円を少女名義の口座に振り込ませたとしている。

「犯人の少女はは正規のチケット代は1枚6900円だったが、2枚を10万円で販売すると持ちかけ、半分の5万円を前金として振り込ませた疑い。少女は容疑を否認しているが、複数のツイッターアカウントを使用して同様の手口を繰り返していただけに、言い逃れできないだろう」(全国紙社会部記者)

今年6月から、音楽コンサートやスポーツイベントなどのチケットの不正転売について、インターネット上も含めて罰則付きで禁止する「チケット転売規制法」が施行されるが、施行後、チケット詐欺がこれまで以上に横行しそうだというのだ。

「相場からしてキンプリのチケットが10万で買えたらファンとしては得した気分。規制法により、今後“チケット難民”が増加することは確実。それにつけ込み、暴力団のシノギとして組織的にチケット転売を行うグループもあるようだがかなり手の込んだ犯行。被害にあって泣き寝入りするファンが増えそうだ」(同)

チケット転売を規制したところで、新たな問題が続々と発生しそうだ。

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